昼の桜、夜の桜


昼の桜。
仕事のお昼休みお弁当を急いで食べ、赤坂見附の交差点へ。
弁慶堀の桜は、この間まで同僚たちと 「今年は遅いよねぇ」 なんて言っていたのに、満開宣言が出た途端、一気に開いた。開いたら散るのが早いのが、ココの桜。早く、早く!


弁慶堀、弁慶橋、桜の間から見えるのは首都高速4号線。うん、変わらない風景だね。ホッとする。


上の写真を撮るために風が止むのを待っていたが、なかなか止まない。
そしてこの手前の枝が、 「撮って、撮ってぇ!」 と揺れながら近付いてくる。風に持っていかれてもまた、戻ってくる。


ほらぁ、弁慶橋の影とか、光とか、そんな具合でなかなか美人さんに撮ってあげられないんだってばぁ!


弁慶橋といえば、忘れてはならない、この擬宝珠。かなり歴史のあるものらしい。ずっと、ここの桜を見てきたんだろうねぇ。


ずっと見てきた、といえば今、桜の後ろは大きな複合ビルを建設中。赤プリが解体され、いつの間にかビルがニョキニョキ大きくなってきた。完成はいつだっけなぁ。
でもここの桜は、いつまで経っても 「赤プリの桜」 って呼ばれるんだろうねぇ。



夜の桜。
昼間、元同僚先輩に 「今日、飲み行く?」 と連絡が来た。どこかの桜を見に行こうと思っていたので 「桜があるところだったら行く!」 とお返事。仕事を終え、先輩の会社がある表参道で飲み、満腹で帰ろうとしたところ、先輩がタクシーを止めた。行き先は 「桜丘町まで」 。ん?まだ飲むか?


到着したのが、この坂の下。名前のとおり、桜が続いている。うわぁ、すごい!この通りって、桜の木だったんだぁ!背の高い桜の並木は、とてもゴージャスだ。


「Lが桜、桜って言うからさぁ」 と先輩。さすがっ!忘れられていると思ってたよ。
高い高い桜の木のその先には、今日も明るい月。うーん、イイ夜だ。さっきまで飲んでいた赤霧のおかげで、テンションも上がりまくる。


結局、ここからまた飲んだ。桜だって、飲みの理由にしちゃうんだもんね。春はイイなぁ。