今更のゴメンナサイ


子供の頃、ご近所の大久保さんちに、立派な雪柳があった。その雪柳は、私たち子供が集まって遊ぶ広場に面した場所に咲いていて、毎年毎年、真っ白な可愛らしい花を咲かせていた。


そして私たちは毎年毎年、雪柳の枝の付け根をグッと握り、そのまま枝先までググーッと引いて、枝を裸にした。握った手に載った、ひと枝ぶんの小さい花たち。それを上に放り投げて 「雪〜!」 とか 「結婚おめでとう!」 とライスシャワーの真似事をして遊んだ。
大久保さんに叱られたことはなかったが、所々にある裸の枝に、大久保さんが気付かなかったハズは無い。すみませんでした。


マーガレットの花占い、タンポポの花飛ばし、鳳仙花の種飛ばし、サルビアの花の蜜など、子供の頃って結構、何も考えずに遊んでいたなぁ。今の子供たちって、同じように草花で遊んだりするのかなぁ。