携帯電話ってスゴイ!

同僚に『携帯依存症じゃない?』と言われるほど、私は常に携帯電話を手放さない。
自分の部屋に居るときも、ポケットに携帯電話を入れているほどのアホだ。
i-modeで携帯サイトを見るか、ゲーム(といってもパズルだけど)をするか、メールをするか、
とにかく常に携帯電話を触っている気がする。
通話は好きじゃないので、殆どしないのだが。


今朝、仕事で池袋を歩いていたところ、すれ違いざまにおばあちゃんに声を掛けられた。
「南池袋斎場に行きたいんだけど、どこか分かりますか?」


この辺りの地理に明るくないので、全く見当もつかない。
「ちょっと分かりませんね」と言うと、おばあちゃんは「そうですか、すみませんでしたねぇ」
と言って、迷っているなりにどこかへ歩き出そうとした。
『斎場』という言葉が気になり&北風の強い朝だったので寒空におばあちゃんを放り出すような気がして、
おばあちゃんを呼び止めた。
いろいろ質問してみたが、斎場の住所も連絡先も何も分からない様子。


そこで携帯電話を取り出しググッてみたところ、斎場の携帯サイトが見つかった。
地図はあったものの表示には限界があり、詳しい場所が分からない。
電話番号が表示されていたので斎場に連絡し、いま居る場所からの道順を教わった。
私たちが居る場所からは、歩いて10分ぐらいとのこと。
この間、おばあちゃんはずっと、私の顔と携帯電話を交互に見ながら待っていた。


電話を切り、おばあちゃんに道順の説明をした。
5回ぐらい説明してやっと、分かってもらえた。
「じゃ、お気を付けて」と別れようとしたところ、おばあちゃんがカバンをゴソゴソしながら
「お金はいくらですか?」と聞いてくる。
最初、何のことか分からなかったが、どうやら携帯電話で調べたり通話したりした料金を自分が払う、
ということらしい。
何度断っても「とても助かったの。ありがとうね。お金を払いますから、いくらですか」と言って引かない。
やっと断り切って、手を振って別れた。
土曜日に仕事なんて嫌だなぁ、と思って仕事に向かっていたが、おばあちゃんのおかげで何となく
浮かれ気分で仕事に向かうことができた。


おばあちゃん、無事に着いたかなぁ。。。
念のために…【南池袋斎場





小学1年生作の待受け