大切な人が亡くなったときに

一昨日、同郷の友人のお母さんが亡くなった。
本当にお母さんを大切にしていた友人の悲しみはどれほどかと思うと、切なくてたまらない。


義姉が亡くなったことは以前、1/11の日記にも書いた。
その葬儀のあと、お坊さんが説法で一休禅師(一休さんのモデルになった方)の言葉を教えてくださった。


【死にはせぬ どこにも行かぬ ここに居る たずねはするな 物は言わぬぞ】


大切な人は、姿形はなくなり話しかけても応えてはくれないが、いつも自分の近くにいてくれる。
お坊さんは幼稚園児だった姪に「お母さんはいつも近くに居るのだから、心の中で話しかけなさいね」と
話してくださった。
子供にも意味が分かり易いようにだろう、『たずねはするな』という部分を『探しはするな』と教えてくださった。


説法が終わったあと、帰り支度をしているお坊さんに「もう一度さっきの言葉を教えてください」とお願いすると
この、一休禅師の言葉を紙に書いて渡してくださった。
「大切な人が亡くなって悲しんでいる方がいたら、この言葉を教えてあげてください」と。


この言葉を伝える機会が少ないことを願う。