江戸川公園の桜
平日は仕事の後に桜を観に行くため、どうしてもライトアップされた夜桜になってしまう。昨日は、仕事帰りの1時間散歩の途中にある、江戸川公園に行ってみた。数日前から、提灯の灯りが気になって仕方がなかったからだ。桜はまだまだかなぁ、と思って行ったのだが、けっこう咲いていて驚いた。
江戸川公園は有楽町線「江戸川橋」駅の1a出口を出て神田川を渡るとすぐのところにある細長い公園。神田川沿いにあり、整備された遊歩道になっている。以前の日記で、沈丁花が香っていた公園だ。
平行して新目白通り、見上げると首都高5号線が走っている都心の風景の中で、ほっとできる緑の空間になっている。
花まつりは4/1からということだが、提灯は何日か前から灯っていた。
江戸川橋交差点から見ると、神田川に提灯が映っている。
いつもは街灯や広告看板の明かりだけが映っている水面に提灯の灯りが加わり、明るさが増している。
桜が満開になれば、さらに明るくなるだろう。
桜はどれも幹が太く、その枝は神田川に向かって長く伸びている。
どの枝も川面を目指しているかのように伸び、先の方から花が開いてきているようだった。
まだ若い枝も、生き生きと花を咲かせていた。
公園の桜のように背景が緑ではなくビルや高速道路になってしまう、都心の公園らしい景色。
それでも多くの人が、春を確かめるように散策していた。
ビルにある広告看板の光が当たるため、桜の色も場所によって様々な色に見える。これも都心の夜桜らしい。
昼間には桜本来の柔らかい桜色が楽しめるのだろうが、それも夜桜の楽しみのひとつだ。
この桜は、他の桜よりも赤っぽいライトを浴びていたので、桃の花のような濃い色に見えていた。
江戸川橋駅側から公園の半分までは、桜が川の片側だけにあり、反対側はビルと川に挟まれた遊歩道になっている。
神田川橋沿いにどんどん行くと、残りの半分は川の両岸に桜の木が現れる。
途中、神田川に架かる小さな橋がいくつかあるのだが、その橋から観る桜並木が素晴らしい。数日後、満開になった時にはもっと美しいだろう。
首都高を右に、桜を左に。都心の桜は、この環境でも強く咲き誇っていた。
●江戸川公園(文京区のページ) 花まつりは4/1から開催です。
Googlマップで「江戸川公園」を検索し、航空写真を表示すると、画面上でお花見ができるかも!?(今日現在の情報です)