GOD 忌野清志郎

夕べのニュースで、忌野清志郎が亡くなったことを知った。
初めて清志郎の曲を聴いたのはいつだったのか、全く覚えていない。私がオギャーと言った時にはデビューしていたので、気付いたら聴いていたという感じだ。
高校生の時、友達の中に清志郎が大好きなコがいて、いつもいつも清志郎のすごさを語ってくれた。親の世代には 「男のくせにメイクをする変な歌手」 としか映っていないようだったが、それでも私たちは部屋にこもっては、その曲を聴きまくっていた。


思い出の曲はたくさんある。ステージは何回観ただろうか。いつもカッコ良くて、優しくて、愛がいっぱいで、とても会場があたたかかった。
キラキラのマントを羽織ったパフォーマンスは、何度観ても大笑いだった。
清志郎がステージで 「ベイビー!」 と叫ぶ度に、自分が可愛らしい女の子になったように思えた。


私が観た最後の清志郎ライブは、2006.4.29 「ARABAKI(荒吐)ROCK FES.」 初日、大トリのステージだった。
清志郎が登場し 『JUMP』 からのスタート。 「えーっ、いきなり!?」 と言いつつも、一曲目からジャンプしまくった。
夜の野外で聴く 『デイ・ドリーム・ビリーバー』 はどんな言葉を使っても表現し切れない素晴らしさで、自然に涙が出てきて止まらなかったのを覚えている。いま、こうして思い出しただけでも映像が浮かび、涙が溢れてくる。
そして、アンコール最後の 『雨上がりの夜空に』 は最高に楽しく、フェス初日のラストを盛り上げてくれた。
何度も何度も 「ARABAKIベイビー!」 と叫んで。


『デイ・ドリーム・ビリーバー』 の歌詞をそのまま清志郎へ。


〜 ずっと夢見させて くれてありがとう 〜  そんで あなたが "KING" です