千鳥ヶ淵の夜桜

今日の夜は、九段下で大好きな元同僚H先輩と待ち合わせをしていた。数日前、「夜桜見物しましょうよー!」 と誘ったのは私。
会社をフライング上がりし、約束の19時ぴったりに到着。地上に出ると・・・いや、なかなか出れない。人の数がすごい!日曜日までの予定だったライトアップが今日まで延長されたためか、ラッシュの電車のように人がいっぱい。こりゃ、待ち合わせしても会えないや、と思ってメールしてみると、「打ち合わせが延びて、いま日本橋を出るよ。ごめん」 とのお返事。
この調子じゃ、緑道まで辿り着けないや、ということで、とりあえず写真を撮りながら武道館方面へ向かって待つことにした。


今のデジカメの性能は凄いねぇ。暗い場所でも昼間のように明るく撮ってくれる。そんなデジカメ様様の撮ってくれた写真は、こんな感じ。

北の丸の門に向かった辺りで撮った写真。
桜色、草の緑色、花の黄色。三色のコントラストがイイ感じ。



右側の明く映っているところが、緑道のライトアップの場所。最終日でライトアップは20時までとのことだが、終了30分前だというのに、この辺りまで行列が伸びている。辿り着いた頃には20時は確実に過ぎると思うが、それでも列は伸び続ける。
ここから観ても結構キレイだよ。水面に花びらがたくさん浮いていて、それもまた良い。


水面までグーンと伸びた枝。花はもう、水に届きそうだ。
これだけの太くて長い枝が、なんの支えもなく伸び続ける不思議。こういう桜がたくさん並んでいるのが、千鳥ヶ淵の魅力だ。


大学がこの近くにあった私にとって、千鳥ヶ淵のこの風景は、東京生活の原点だ。田舎から東京に出てきてすぐ、千鳥ヶ淵靖国神社の桜を観て驚き、「東京って凄いなぁ」 と思ったことを覚えている。いっぱいの桜を観て、自分が東京に歓迎されているような気になったものだ。アホだったのか、素直だったのか。うん、後者だね、きっと。
人がいっぱいで混雑しているのが分かっていながらも必ずこの場所の桜を観に来るのは、原点に戻って 「さぁ、頑張るぞ!」 と気合を入れるためでもある。

結局、この辺の桜だけを観て、靖国神社で人の多さに圧倒され、飯田橋まで歩いて行き、駅近くの居酒屋でお酒をいっぱい飲んだ。 「今日のお花見は何だったんだろうねぇ」 と笑いながら。
四月は花見で酒が飲めるぞ〜的な、飲みメインのお花見だったが、今年も千鳥ヶ淵の桜を観ることができてひと安心。
また来年、観に来るからね!


・・・今日の重量【前日比0kg、基準日比−0.6kg】 ← 夜桜見物のあと、お酒を飲んだけど、増えなくて良かった