三ッ池公園の桜

観て満たされる

今日はもともと、仲良しの従妹と小田原城の桜を観に行く約束をしていた日。昨夜、従妹からメールが来て　「明日は小田原城でいい？それなら9時に車で迎えに行くよ」　とのこと。疲れが溜まっているこの頃。9時のお迎えはキツイ！と思ったので　「もう少し近場にしよう」　とお願いし、鶴見の三ッ池公園に変更。三ッ池公園なら色んな種類の木があるから、ソメイヨシノが散り始めていても他の桜が咲いているハズ。チビの遊び場もあるし。
そして今日。思ったより早起きできたので、おにぎりを握り、適当におかずを詰めてお弁当準備OK。ちょうどお洗濯を終えた11時、従妹が1歳半のチビと一緒にお迎えに来てくれたので、車に乗り込んで鶴見に向かった。


テニスコート側から売店に向かう通りは桜のトンネル。思わず　「トンネルー！」　と叫ぶ大人ふたり。キレイねぇ、と写真を撮ったのだが、このショット、去年も同じところで撮ってるじゃん！
しかも、去年の日記を読んでみたら、同じ4月8日に行ってるじゃん！凄い偶然にビックリだ。
今年は少し満開を過ぎていたから、比べてみると少し花が少ないな。日差しが強かったので道に映った、桜の影もイイ。
やっぱり感動する場所は同じなんだなぁ。うふふっ、笑えるわぁ。


そしてトンネルを過ぎると見えてくる三つあるうちの最初の池。あー、そうそう、この風景。いいなぁ。
海辺の町で育った私たちは、「やっぱり、水のある景色は落ち着くね」　と言いながら眺めた。水があると、とても気持ちが落ち着く。その匂いもイイ。はーっ、ふーっ、と深呼吸。
満開の桜はもちろん、水に映る桜もキレイだった。


チビは、調布の自宅から私の家、そして三ッ池公園までとずっと長い時間、車に閉じ込められていたので、歩く！歩く！
ベビーカーに乗る様子は全く無く、安定感のないヨロヨロ歩き＆かなり低い目線で歩き続ける。写真を撮ろうとしても止まってくれず、とにかく動く。そうだよねぇ、ずっと車の中だったんだもんねぇ。
広い広い三ッ池公園には、子供の遊び場もたくさんある。桜なんかどうでも良いチビは、お散歩中のわんこや、遊び場の遊具、同じぐらいのちびっ子たちに夢中！
ぞうさんの遊具の奥に、ローラーすべり台が見える。これが結構な長さで、チビはお母さんと一緒に2回、滑った。楽しいんだか怖いんだか分からない顔をしていたが、親の方は　「お尻が痛ーい！」　と言いながらも明らかに楽しそうだった。


三ッ池公園には80種類近くの桜があるそうだ。
チビが動き回った　『遊びの森』　のちょうど前には、紅豊や大島桜、紅笠などの大木が1〜2本ずつ見本のように並んでいる。三ッ池公園の親切なところは、それらの木に名前が書かれた札が掛かっているところ。　「この桜、変わっているなぁ」　と思ったときに名前を覚えることができるので、見ていてとても楽しい。
去年、ここでいちばんキレイだと思った桜が、この　『白妙』　。真っ白い花弁が重なり、太陽の光がその花弁に透けていて、見惚れてしまった。敢えて逆光で撮ったのはそのため。光の重なりが美しすぎて、「もーっ、やれられたぁ！」　という感じ。


嫌がるチビを無理やり遊びの森から連れ出し、お弁当を広げる予定の　『花の広場』　に向かった。
この広場の主役は、何といってもこの紅枝垂。少し満開を過ぎてはいたが、その姿は堂々としていた。ひとつひとつの花はとても小ぶりで、全体のどっしりした感じとは全く違う。濃いめのピンク色で、小さく可憐な花だ。それが集まるとこんな姿になるのだから面白い。
天気が良かったので、桜の色が空の色にとても映えていた。少し風があり、枝が揺れているのも風情があって良かったなぁ。おかげで可憐な花をズームで撮ることができなかったけど、景色を楽しめたから、まぁいいか。


手前にある、花がポワポワと毛糸玉みたいに見える背の低い木は　「花桃（ハナモモ）」　。右の白い方が　「照手白」　、左のピンク色が　「照手紅」　。照手紅は桃色の花と紅色の花がひとつの木に咲いていた。何で？
後ろにある背の高い桜はソメイヨシノ。花桃はコロンと丸くて、可愛らしい女の子のよう。その女の子を、背の高い男の子たちが囲み守っているように見える、この画がとても気に入った。何だか微笑ましく、ついニヤニヤしてしまった。


「この写真、何だっけ？」　記憶に無い。そして、今日の撮影写真を順番に見ていて思い出した！
私たちがお弁当を広げたのは、とてもとても背の高い桜の木の下。チビを先に食べさせ、大人ふたりは後からゆっくり食べた。チビは食べ終わると、敷物の周りをひとりチョロチョロと動き回っていた。そのうち、ひとりで動く範囲を広げ、時々私たちのどちらかが連れ戻しに行く。戻ってきてはまた、遠出して連れ戻される、その繰り返し。
敷物に残された方は、あまりの気持ち良さに、そこにゴロンと横になった。晴天の下、そして桜の下、仰向けに寝る気持ちよさと言ったら！そのとき見ていた風景がコレ。最高！


中の池の辺。THE 三ッ池公園！という景色だ。こんな風にずっと桜が大きな大きな池を囲んでいるんだから、さすが　「日本さくら名所100選」　に選ばれるのも納得。本当に素晴らしい！山の上まで桜がいっぱいなんだもんね。凄いなぁ。
住宅街の中にあるので、普段は地元の人たちの犬のお散歩やジョギングのコースだそうだ。子供たちが遊べる場所があるのも有難いし、とにかく敷地が広いので、のんびり一日、過ごすことができる。
来年もまた、桜のお勉強に来ようっと。素敵な景色をありがとう。


●神奈川県立 三ッ池公園
●財団法人 日本さくらの会　桜の名所から植え方まで、桜のことが分かります！

・・・今日の重量【前日比0kg、基準日比−0.6kg】　←　あまりの停滞に「本気で減らそうと思ってるの？」と自分に問う。