とほほ・・・な一日

毎週月曜日の朝、Eテレの0655で 「たなくじ」 というおみくじを放送している。爆笑問題の田中さんが手に持つ大きなおみくじボードに、普通に見ていても分らないほどの猛スピードでいろんな言葉が次々と映る。それを携帯電話のカメラで撮影すると、きちんとひとつのおみくじが映っている、という楽しいおみくじ。
今朝のおみくじは 「スズメの涙吉」 だった。会社に着いて、同じくたなくじを撮っている同僚と見せ合いっこをした。 「スズメの涙吉って、何だろ?」 と聞いたところ、 「ほんのちょっぴりの吉ってことじゃない?」 と言われた。あー、そういえばその前は 「マイクロ吉」 だったなぁ。 「マイクロよりはイイじゃん!」 と励まされてしまった。
とほほ・・・。


仕事中も、小さいとほほ・・・はあったものの、何とかランチタイムを迎えた。朝、コンビニで買ったサラダとパンを食べようと、お昼時間は解放されている広い会議室に入った。少し遅めの時間だったので、食事をしているのは4〜5人しか居なかった。
最初はサラダだ!とパックの蓋を開け、棒棒鶏ソースが入った小さい袋を開けようとした。いつもはマジックカットですぐに開くのに、今日はなかなか開かない。暫し格闘し、手を拭いたり、ビニール袋を拭いたりし、ギューッと力を入れた瞬間、ミリッと開いた。
しかも、一気にミリッと。


その瞬間、中の棒棒鶏ソースが自分に向かってきた。はい、ソースを浴びた社員1名、出来上がり。
首から、洋服から、棒棒鶏まみれ。そのソースの色は、微妙。。。 「あーん!ウンチョス君みたいだぁ!!」 という私の声に、向かいに座っていた同僚が顔を上げ、 「あーあ・・・やっちゃった」 と言った。 「もう、脱いで洗っておいで!」 という同僚の声に、首や洋服にウンチョス君もどきを付けたまま自分の席にティッシュを取りに行った。
「ウンチョス君がぁー!!」 と隣の席の同僚女子に言ったところ 「ひえーっ!どうしたんですかっ!?」 と彼女。 「棒棒鶏がぁ・・・」 と言う私を見て、心配顔だった彼女がゲラゲラ笑い出した。「うわぁ、その色、ヤバイですよ。ギャハハハ!」 だって。
とほほ。。。


仕事が終わってから、銀座へ行った。化粧品と、帰省土産を買うためだ。松屋銀座の地下で、お土産のお菓子を探した。
いろいろ買い込んで、最後に大好きなえびせんべいのお店に寄ったところ、あれ?という顔が。私の最寄駅にある同じお店にいた店長さんが、松屋銀座にいるではないか。 「あれ?どうしたんですか?」 と聞くと、 「あー、お久し振りです。こちらに異動になりまして」 とのこと。そういえば、最寄駅の店舗で見掛けないなぁ、と思っていた。いろいろとお話をして、えびせんべいを田舎宛に送った。いやぁ、こういうこともあるんだね。
これで、今日のとほほ・・・はチャラになったんじゃない?というほど、嬉しい再会だった。


帰りの電車。有楽町駅から電車に乗ると、ひとつだけ空いている席があったので座った。空いているのにはワケがあったことも知らずに。
右隣には、やんちゃ系男子が座っていた。というか、居眠りをしていた。居眠りというか、爆睡。舟を漕ぎながら、左に倒れる。そう、私の方に。これが、寄り掛かるというレベルじゃない。彼氏かっ!というほど、左に倒れてくる。ちょっとカバンを探ったり、携帯電話をいじったりしながらさり気なくやんちゃ君をグイッと押し戻すのだが、すぐまた倒れてくる。
もうさ、暑いからくっついてくるなよぉ!ツンツンの髪の毛がカーディガンの上から刺さってきて、痛いんですけどぉ!でも、その風貌が怖いんですけどぉ!


格闘すること20分。やっと最寄駅に到着。よーし、最後だけやったるぞー!とドキドキしながらも、右腕で力いっぱいグイーン!とやんちゃ君を押しやり、そのまま席を立った。怖いから振り返らないぞ!と、人の流れに乗ってドアを出る。ふーっ、スッキリしたぁ。
で、改札口へ向かって階段を上っていると、隣にやんちゃ君がっ!えっ?同じ駅なの!?
そこからは猛ダッシュで改札へ。振り返るな、私。いや、私は何も悪くないんだ。むしろ起こしてやったじゃん。でも、すごい勢いで押しやったもんなぁ。ヤバイかも!?
改札を出て、人が多い駅ビルに入り、やっと後ろを振り返ってみると、やんちゃ君はいなかった。ふーっ、やっと安心。何やってんだかなぁ、オイラ。
とほほ。。。