腰ミシミシ足ガキガキ

自分の体から音がする気がする。足からはガキガキ・ジンジン、腰からはミシミシ・ミリミリ、足の裏はウワンウワン言っているし、股関節はギリギリと言っている。


今日は夕方から、首都圏の全社員が集まる会議の予定だったが朝一、台風のため中止が決まった。そして14時半過ぎ、全社員に帰宅をするよう通達があった。仕事を急いで片付け、会社を出たのが15時半。隣駅に住む同僚と帰った。会社から地下鉄の駅までは歩いて3分ほど。それでも傘は吹き飛ばされそうで、足元はびしょ濡れになった。


地下鉄は順調。新橋駅でJR線に乗り換えようとしたところ、いつもの路線が強風の影響で全線運転見合わせ。とりあえず、ギューギューに混んでる山手線で品川駅まで移動した。
ここからが長かったぁ。。。
いつもならドアドア40分の通勤時間。終わってみれば、最寄駅のホームに辿り着いたのは会社を出てから7時間後の22時半。うへぇ!


品川駅での7時間は、本当に辛かった。。。電車が動き始めたと知って駅構内に入ったのが20時過ぎ。いつもは10分のところが2時間半だもんなぁ。
構内に人が溢れ、ラッシュの電車のように身動きが取れない。ミリ単位でしか動けない集団。既に電車が止まってからかなりの時間が経っているので、みんながイライラしている。
そのうち、駅員さんに仕切りが悪いと怒鳴り声を上げる男性、押されて 「キャー!」 と叫ぶ女性、ぶつかったとか当たったとかでケンカをする男性、乗り換え路線の改札シャッターが閉まっていることに大声で文句を言う男性、暑いとか疲れたとか大声で会話するおばちゃんたち。そんな人たちがあちらこちらで現れ、緊張を保っていた空気をかき乱す。
正直、怖かった。暴動でも起きるんじゃないか、と。


電車に乗るときが、いちばん大変だった。ホームに辿り着いてから電車に乗れたのが1時間後だもんね。降りる人を押し戻すぐらいの勢いで、電車に乗り込む人たち。本当に怖かった。股関節が悪い私は、もう立っていることも厳しい状態。自宅の最寄駅で電車を降りるときには、傘を杖にしないと歩けないほどだった。
ホームで30分休み、駅の外で30分休んでからやっと、歩いて帰ってきた。うぅー、ホントに辛かったぁ。


マンションに着くと、エントランスにベランダの仕切り板が粉々に散らばっていた。うちか隣のマンションの、高い階から落ちてきた様子。これが当たったら、間違いなく怪我をする。誰かに当たっていないといいけど。
バイクに掛けていたビニールカバーは、その縫い目からパックリ真っ二つに破れていた。バイク剥き出し。あーあ、何てこった。ミシミシ言う体でお片付け。


台風は北上中。岩手のお母さんからは 「田んぼの水路が溢れそうで、消防の人たちが土のうを積んでくれてるよ。雨も風も強いのに、朝まで監視してくれるんだって。ありがたいねぇ。頭が下がります」 とメールが来た。
実家の前にある田んぼの水路は少し曲がっているため、強い雨が降ると溢れてしまい、周りの家の前が海のようになってしまう。いつも21時には寝てしまうお父さんとお母さんも、今日は避難準備をして起きているそうだ。大丈夫かな。


そうそう、今日の夕方、品川駅で足止め中に、お母さんから電話が来た。
状況を説明すると、 「腹が減ったぁべぇ。メールみでぇに、携帯電話さ食べ物入れだら届げばいいのにねぇ。送ってやりてぇがぁ」 だって。うふふ、お母さん、可愛い!


これ以上、被害が大きくなりませんように。。。