立川志らく独演会

今日は、銀座ブロッサムでの志らくさん独演会。いつも思うが、ブロッサムは広すぎる・・・。今日は1階の真ん中より後ろの席。座った瞬間、「遠い・・・」って口から出てしまったもんなぁ。ま、人気者の独演会だからね。これぐらいの会場じゃないと、チケットも取れないだろうし。



今日の三席。
『転失気』  『中村仲蔵
〜お仲入り〜
『淀五郎』


やはり、独演会ならではの三席。
前座なしで自分が代わりに、と演じた転失気。この和尚さんみたいな知ったかぶりをする人、結構いるね。最初に配られたプログラムを見て、笑える噺はこれだけかな、なんて思っていたせいか、大声で笑ってしまった。楽しみにしているサゲでは、クスッと笑って大拍手。


二年前にここでネタおろしをした中村仲蔵と、今日がネタおろしの淀五郎。プログラムには、こう書いてある。
『談志の言葉を入れ込み、歌舞伎の様式美を描くのではなく、私の落語家人生を振り返るような落語にします。この二席は現在だからこそ演ずる意味があると思います〜中略〜団十郎、仲蔵、団蔵、淀五郎が誰をイメージしているのか、思い浮かべながら聴いていただけたら幸いでございます』 。
良かったなぁ。この二席を一度に聴けるなんて、贅沢だ。さぁ、それぞれ誰をイメージしているのか。志らくさんの会に来ている人たちならきっと、すぐに分かるね。答えは、志らくさんのツイッターに!


今日のまくらの中で、志らくさんが昨日の談笑さんと全く同じことを言ったので驚いた。 「真打になったときよりも、二ツ目に上がったときの方がずっと嬉しい」 と。志らくさんも談笑さんも、 「二ツ目になって初めて落語家として扱われる、それまでは人として扱われない」 と言って笑わせていたが、とにかく二ツ目だ、と。そういうものなんだねぇ。開演前に物販をしていたお弟子さんたちの姿が頭に浮かぶなぁ。


明日は志らくさんと談笑さんの二人会だっ!