あの頃

9月に入っても、日中はまだまだ暑い。日射しもガリガリで、洗濯物がすぐ乾く有難い毎日。が、真夏の暑さとは少し違ってきた。朝晩はちょっぴり涼しく、夜の虫の声も夜毎にその量を増している。間違いなく、秋はそこまで来ている。
夏休みでダラけた体は仕事モードに戻らず、無理に動かせば夏風邪を引き、なかなか治らない。友人の飲みのお誘いも断り、休日に出掛けるパワーも無く、常に夕方の空気の中に居るような、何となくパッとしない毎日だ。


9月になり、風の色が変わってくる頃になると、聴きたくなる曲がある。
Green Dayの 『Wake Me Up When September Ends』 。2004年のアルバム 『American Idiot』 に収録され、翌2005年にシングルカットされた曲だ。歌詞の中にある 「seven years has gone so fast」 。ちょうどシングルカットされたのが7年前だね。
あの頃、私は浮かれていた。何に?うーん、いろんなことに。浮かれていた、というより調子に乗っていた、という感じだろうか。毎日、仕事以外にやることがあって、睡眠時間を削って慣れないそのことに没頭していた。あのパワーはもう今はナイな。誰かの役に立っているということが嬉しくて、とにかく毎日が楽しかった。


この曲は、ビリー・ジョーが幼い頃に亡くした父親を想って作った曲とのこと。曲やプロモについてはいろんな方が解説しているが、とにかく私はあの頃、この曲ばかりヘビロテの日々を送っていた。携帯電話の着メロも、この曲だったなぁ。
the innocent can never last 〜誰もが永遠に純粋ではいられない〜
as my memory rests but never forgets what I lost 〜思い出は眠る でも失ったものを決して忘れない〜
数年後は 「あの頃」 になっているであろう今、何やってんだぁ、私。しっかりなきゃ。



Green Day 『Wake Me Up When September Ends』 】 本当は長いプロモだけど、曲の部分だけ、ね。