朝の気分


何となく、浮かれ気分の朝がある。ごくごく、たまーに、だけどね。
今朝は、そのたまーにある朝、だった。目覚めが良かったからなのか、昨日のような突風ぴーぷぅの寒い朝じゃなかったからなのか、電車で座れたからなのか、聴いていた音楽が好きな曲だったからなのか。どれが 『浮かれスイッチ』 なのか分からないけれど、とにかく何となく気分が良かったんだなぁ。


こうなると、仕事に向かう道でも、顔はいつもより上向きだ。周りのいろんなものが気になって、目玉はキョロキョロ止まることがない。腕だって、ペンギンのようにバタバタさせながら歩いているよ。全身で 「イイ気分」 をアピールしながら歩く、変な大人。
よく、電車の中で見かけるなぁ、そういう人。我慢しても我慢しても、口角が上がって仕方ない人、ね。何かイイことがあったんだろうなぁ、ってすぐ分かるもん。


こんな朝は、空が青いだけで浮かれ度が更にアップ! 「うーん、いいねぇ。緑と青っ!」 なんて思いながら、こんな写真を撮ったりして。
で、その先どうなるかというと・・・


会社の入っているビルのエントランスに立った途端、 「あーぁ、終わっちゃった」 ってな気分になって、トボトボとオフィスに向かうのであった。おわり。