気分転換の夜散歩

この間の福田パンは結局、買えず終い。19日の満月前後にはキレイに見えていたハズの月は、連日の曇り空で殆ど見られず。下痢・鼻血・不眠が続いて、体調は最悪。さえない日々も、これだけ続くともう、笑うしかない。今日の仕事帰りには、何だか逆にテンションが上がりまくり、いろんな歌を小声で歌いながら遠回り散歩をすることにした。


皇居のお濠端を歩いて有楽町に抜ける、夜のお散歩Bコース。今日はその延長版だから、Cコース。到着目標は、有楽町のひとつ先、東京駅。どうせたくさん歩くなら、その後の電車では座りたい!そうなるとやっぱり、降りる人が多い東京駅なんだよなぁ。
皇居ランナーたちがビュンビュンとすぐ脇を走り抜ける。その数は、数年前よりも明らかに増えている。普通に歩いているこちらの方が、ランナーに遠慮しながらあるかないといけないって、変な気分なんだけれど。。。


警視庁のある桜田門を通り過ぎて祝田橋の交差点に到着。いつもならそのまま真っ直ぐペニンシュラのある日比谷の交差点に向かうところだが、今日はこの交差点を左に折れ、皇居外苑を抜けて東京駅を目指す。

ここは、都心のど真ん中、内堀通り沿い。時刻は19時45分。周りに人影はゼロ。あ、皇居側の道には、ランナーが数名いるけどね。


丸の内ビル群の明かりに黒く浮かぶ、クロマツ群。誰もいない広場。それにしても、怖いぐらい静かだ。


街灯近くでは、芝生もクロマツも、よく手入れされていることが分かる。大きく息を吸うと、芝生の青い香りがするね。


もっと、夜の皇居外苑を楽しむ人がいてもイイのにねぇ。独り占めなんて、もったいない。ん?もしかして、車でビュンビュンは知っている運転手さんたちは 「アイツ、こんなところで何やってんだ!?」 って思われているのかも。


内堀通りを右に曲がると、正面には小さく東京駅。はーっ、やっと見えたぁ。
と、左手には和田倉噴水公園の噴水が現れる。この水は、お濠の水を循環利用しているそうだ。後ろのパレスホテルの明かりも手伝って、昼に見るよりももっとイイねぇ。
この公園は昭和36年、今の天皇陛下のご成婚記念に造られ、平成7年の皇太子殿下ご成婚で再整備されたそうだ。こういうことを知ると、国民公園なんだなぁ、と思うね。


和田倉の交差点から、和田倉公園を振り返ると、和田倉濠と江戸城跡の石垣がくっきり見える。後ろにどんなビル群を背負ったとしても、この場所はずっとこのまま残して欲しいね。


皇居外苑もここまで。さ、東京駅まで、あと少しだ。がんばるぞー!


丸の内はもうイルミネーションが始まっていて、眩しいぐらいのキラキラ。
コンデジだからこのぐらいしか撮れないけれど、シャンパンゴールド色がとても上品で落ち着いていて、本当にキレイだ。大人な感じのイルミネーションだね。


冬が来るんだなぁ。。。
風が冷たくて、体はポカポカで、仕事帰りのお散歩にはイイ空気になってくるね。楽しみだなぁ。またゆっくり歩こうっと。