ご挨拶


新年のご挨拶といえば、年賀状。久しく会うこともなく、年賀状だけのやり取りになってしまった人がたくさんいる。
「もう、年賀状を出すのも止めようかなぁ」 なんて思ったり、 「せめて、年賀状ぐらいは送らないとなぁ」 なんて思ったり。最近は、メールで新年のご挨拶、なんて人も多いもんね。
時代なのかな。何だかちょっぴり味気ないね。


そろそろ年賀状を書かないと、というこの時期に届くのが、喪中葉書。
今日、田舎の元同僚から届いた葉書には、 「妹が35歳で永眠いたしました」 と書かれていた。35歳。ご本人もご家族も、どれほど辛く、悔しかったことだろう。一枚の葉書の短い言葉の奥には、ご家族の、たくさんの想いが隠れている。


お母さんが最近、やたらと 「お母さんも、歳だねぇ」 とメールに書いてくるようになった。なにか小さな失敗をした時、ちょっと何かを忘れた時、 「歳だねぇ」 って。この間は、 「年末帰ってきたら、温泉に泊まりに行きたいね。もう、お母さんも歳だから」 と書いてきた。
優しい言葉を掛けて欲しいのだろうが、離れて暮らしている親不孝をガンガン責められているようで、何とも言えない気分。結局、年末は近場の温泉に一泊だけすることになったんだけど、ね。そういえば亡くなったおばあちゃんも、晩年は何度も 「おらぁ、もう死にてぇが」 って言ってたなぁ。親子だもんなぁ。そのうちお母さんも、おばあちゃんと同じことを言い出すんだろうなぁ。


はーっ・・・寝ようっと。