姫の誕生日に


Cocco姫の初主演舞台 『ジルゼの事情』 を観た。
チケットは発売と同時に売り切れてしまいガッカリしていたが、今日の夜の追加公演のチケットが奇跡的に手に入ったのだ。あー、久し振りに姫に会える。歌う姿が観られる。声が聴ける。
仕事の相方に休みを代わってもらい、美容院で髪をピンクブラウンに染め、渋谷へ。


席は4列目。すぐそこの舞台に姫が立つと思うだけで、緊張してくる。そして、舞台は幕を開けた。
2時間。いま思い返しても、夢のようだ。すぐ目の前で歌う姫の姿を観て、その歌声を聴いて、自分の体が蒸発して消えていくような感覚になった。姫の体は相変わらず細く、でも声は力強く、伸びやかで、瞬きをするのも惜しいと思った。良かった、いろんな全てをひっくるめて、とにかく良かった。


三度目のカーテンコールで、共演者のみなさんが、ハッピーバースデーを歌い始めた。私たちにも促すような仕草で、もちろん喜んで歌った。そう、今日は姫のバースデー。
会場の後ろから大きな花束が3つ、観客のリレーで舞台まで運ばれ、いちばん前の観客たちからCoccoへ手渡された。ちょうど花冠を頭に載せていた姫は、全身お花に包まれ、とってもとってもキュートだったぁ。


うん、イイ夜だった。ニヤニヤしながら家に帰ると、ピアスが片方無くなっていた。
いいコトと悪いコトは同じだけ、ってコトか。。。やっちゃったなぁ。