やわらかく優しい写真集


鉄道写真家 中井精也さんの写真集 『夢と希望の三陸鉄道』 が届いた。予約してからずーっと、待ち遠しくて。やっと、やっとだ。


中井さんの優しい人柄が溢れている、中井さんだからこそ、の柔らかい写真集。何度も泣きながらシャッターを切ったそうだが、その涙が見る側にも確実に伝染する。あまりにもその先の風景が優しすぎて。


三鉄開業時の、あのお祭り騒ぎを思い出した。 「ダイサンセクター (第三セクター) 」 という何だか意味の分からない言葉が、地元宮古の町を明るく変える魔法の言葉なんだ、と子供ながらに思ったことを覚えている。


今年の春、全線運行再開当日には行けなかったが、盛駅ふれあい待合室に記念手ぬぐいを郵送で譲って頂いた。快く対応して頂いたうえに、時刻表と記念証明書まで送ってくださった。
本当にあったかい鉄道。


三鉄のある風景。ひとりでも多くの人にページをめくって欲しい。