十月大歌舞伎 〜それは台風の日に〜


一昨日の夕方、従妹からメールが入った。何やら分かりづらかったが、要は月曜日が休みだったら、一緒に歌舞伎に行かないか、とのお誘い。幼稚園のママ友と行く予定だったが、台風で園が休みとなり、ママ友が行けなくなったそうだ。従妹の方は行けるのか?と聞いたところ、ご主人も仕事が休みになったので子供たちを見てもらえる、せっかくだから台風でも行きたい、という。
幼稚園児ふたり、しかもどちらも男の子。普段は子育てが大変で自分の時間がナイ!と言っているので、久々に一緒に行きますか、歌舞伎座
あ、写真は公演終了後に撮ったので、台風一過の青空、ね。



十月大歌舞伎は 中村勘三郎 十七世の二十七回忌と十八世の三回忌 追善公演。
勘三郎さんの大きなパネルの前には、実物大のブロンズの手が。触ってもOKだと案内がされていたが、次々と写真を撮る人が列を作るので、触れることが出来なかったよ。

従妹は勘九郎七之助兄弟を、私は久しぶりの玉三郎さんを楽しみに、席に着いた。そうそう、今日は従妹に付き合い、初めてイヤホンガイドを使ってみることに。これまた楽しみ。


早めに到着したので、まだ客席には人が殆ど居ない。
チャンス!とばかりに2階席から写真を撮った。
1階席、いわゆる1等席辺り。一度でいいから、ここで観てみたいなぁ。。。そういえば撮影しているココ、2階桟敷席も、1等席なんだね。写真には写っていないけど、花道がよく見えてイイなぁ。


こちらは先ほどの1等席と1階後方2等席、2階、3階席。
総席数1808席。台風のため電車は本数を減らして運転という中、この席がほぼ埋まるんだから、歌舞伎人気は衰えないね。
平日ということもあってか、私の親と同じぐらいの方々が殆ど。ご夫婦でいらしている方も多いね。何十年も通っている方ばかりなんだろうなぁ。役者の名前が次から次へと出てくる会話が、止まらないんだもの。

学生のとき、初めて歌舞伎を観たときのことを思い出した。歌舞伎を観ることよりも、この場の空気に緊張したなぁ。演じる方ではなく、観る方なのに、ね。イヤホンガイドも、使ってみると面白いね。正直、うるさくて舞台に集中できないのでは?と思っていたのだが、舞踊でも振りの意味や背景などを説明してくれるので、確かに面白い。知っている演目でも、時代背景や古い言葉の意味などを知ると更に、面白くなるもんね。次からも、利用しようっと。
玉三郎さんの手の動き、見返り姿、キレイだったなぁ。誘ってくれた従妹に感謝、感謝!