ザ・浅草!

あいだに半休があったものの、7連勤の最終日。今日は午後半休なので、生まれた頃から首都圏に住んでいながら一度も浅草に行ったことがない、という友人と一緒に浅草へ。プチガイドをしながら、王道の浅草散策。1月だから、やっぱり浅草寺だよね。



浅草のスタートは、吾妻橋からスカイツリーを眺めることに。やっぱり近いねぇ。どこからでも見えるスカイツリーでも、このぐらいの距離で見るとやっぱり大きいもの。空は青いものの雲が低く、なんだか絵に描いたような風景で現実味がナイ。まるで、書割だね。



雷門方面へ向かう交差点では、目の前に神谷バー。 「あーっ、電気ブランだね!」 と友人。そうそう、それ。今は建物の入口脇にお土産用の窓口があるのねぇ。



何度か、人力車のお兄さんに捕まりつつ、雷門に到着。平日の午後で、この人出は凄いね。 「外国の人、あまりいないね」 と友人。いやいや、よく見てみて。この人たち、ほとんどがアジア系の外国人よ。
仲見世通りは、そのアジア系外国人と修学旅行生、社会科見学の小学生などでいっぱい!賑やかでお正月の余韻があって、いいじゃん。おせんべいを買い食いしたり、美味しいそうなお菓子やてぬぐいを買ったり、写真を撮ったり、となかなか本堂にたどり着かない私たち。寄り道ばっかり。



最後の仲見世通りの誘惑、揚げまんじゅうをクリアすると、目の前には仁王門。立派だねぇ。毎年、ほうずき市の時期に来ると、仁王門の手前からはもう、お店のテントでぎっしり。今日みたいに敷地をぐるりと見渡せるのは、私にとっては珍しい風景。スカイツリーと一緒に写真に収められるとは、知らなかった!
お線香を納めて、煙を浴びる。頭が良くなりますように、婦人科系の病気が治りますように、お肌がキレイになりますように。あっちをペタペタ、こっちをペタペタ。お線香臭いっぱいで、いよいよ本堂へ。


2009年から2年間も掛けて行われた、屋根の改修。今はピカピカのチタン屋根になり、あれだけいた屋根の上の鳩は一羽もいない。
学生時代、初めて訪れた浅草寺は境内も屋根の上も鳩、鳩、鳩!鳥が苦手な友人と一緒だったので、キャーキャーと大変だったのを覚えている。あの鳩たち、どこに行ったのかなぁ。


本道をお参りし、節分が近いので福豆をいくつか購入。友人たちと福を分け合おうっと!


「お正月さ、田舎の神社でおみくじを引いたら大吉だったんだから、今日は引かないんだー」 と言うと、友人が 「あ!あたしもそうだったから引かないよー」 


「ねぇ、おみくじどうする?」 「うん、引かないって言ってたけど、せっかく来たからなぁ」 「引く?」 「引いちゃおっか」
「わーっ!また大吉!」 「うーっ、引かなきゃよかった…」 「それってもしかして…」 「…凶だって」
さて、私はどちらでしょう!?


浅草公会堂では20日まで、新春浅草歌舞伎公演。大入、酒樽、いいねぇ。
この間までアメリカを旅行していた友人。フェイスブックにも、チャイニーズシアターで撮ったスターの手形写真がアップされていた。そのページを見ながら 「日本にもあるもん!帰ってきたら絶対に連れて行くぞ」 と思っていた。
で、案内したのがココ、浅草公会堂。友人は 「きゃー、すごい!すごい!」 とハシャギまくっていた。ふっふっふ、勝利!美空ひばりの小さい手、渡哲也の大きい手、森光子の可愛らしい手、内海桂子・好江は仲よく並んで、など眺めたり比べたりしながら大笑い。


こちらは浅草公会堂。今日の昼は昇太、夜は米助がトリだとか。公会堂の脇は、東洋館。ずらりと並ぶ芸人さんの札を見て 「ねづっちとナイツぐらいしか分からん!」 と友人。 「落語、漫才、紙切り、手品とか、いろいろな芸人さんが見られるんだねぇ」 「だねー。今度はゆっくり来ようねぇ」


初めて浅草公会堂に来たのは学生の時、お兄ちゃんと一緒だったかなぁ。昼からぶっ通しで何時間も見て、疲れたのを覚えている。おかげで、そのあとはひとりでも来られるようになったんだよね。そして、今まで続いているんだから、私も変人だな。


今日は中に入って遊ばなかったけれど、前を通ったのでパチリ。花やしき前の、可愛らしい郵便ポスト。園内にあるパンダの乗り物が、ポストの上に載っているよ。
六区を歩きながら 「花やしき、見る?」 「見たい!外からでいいから」 ということになり、真っ直ぐ向かった。もう見えているが気付いていない友人に 「あのー、花やしき、もう目の前なんだけど」 「えっ!どれ?あーっ!街に馴染みすぎてて分からなかった!」 
日本最古といわれる遊園地は、小さい敷地にアトラクションがギューギューに詰め込まれている。ギチギチの配置を外から眺め、喜ぶ友人。今度は早い時間に来ようね。


夕方からご飯を食べ、お酒を飲み、ちょっと遅い新年会。
イイ気分での帰り道、駅に向かうために浅草寺境内を通り抜けることになった。


ライトアップされた本堂は、昼間とはまた違った魅力があるね。これは後ろから撮った形だけど、闇に浮かぶ堂々とした姿がとても美しかった。人も殆ど居ないし、ちょっと贅沢だね。


そして、思わずふたりで 「おぉぉぉぉー!」 と声を上げたのが、五重塔
とにかくキレイで、大きくて、吸い込まれそうだった。


こちらは、昼間と似た角度で撮った、仁王門とスカイツリー。昼間と違って、スカイツリーの存在感が増しているね。


スカイツリーは華美ではなく落ち着いたライトアップだから、門と並んでもしっとりしていてイイ景色だね。


スタートが吾妻橋だったから、やっぱりゴールもそうしよう!ということで、最後の最後に吾妻橋へ。
昼間、書割のようだった空は真っ暗。夜は、スカイツリーが浮かんで見えるね。昼間は大きいながらも控え目に見えたんだけど。


昼の魅力、夜の魅力、それぞれを楽しんだ浅草半日散歩。楽しかったぁ。