いろんな世界


昨日の日記に書いた 「舞台を観に行った」 の舞台とは、東京芸術劇場での 『書を捨てよ町へ出よう』 。あまりにも有名な寺山修司作品だ。それを村上虹郎くんが演じるというのだから、観に行かないワケがない。


今回の舞台は、東京芸術劇場 「RooTS」 のひとつ。
RooTSとは、 『21世紀の日本演劇のルーツとも言える、60、70年代のアングラ時代に生み出された優れた戯曲の数々を、時代をリードする若手演出家の感性と解釈にゆだね、その魅力を改めて見つめなおす東京芸術劇場のシリーズ企画』 。



まだ公演期間中なので詳細は避けるが、 「藤田貴大演出 書を捨てよ町へ出よう」 というタイトル作品として楽しませてもらった。
あの演出、この演出、モチーフ、シンボル、伏線。体中のいろんな感覚を研ぎ澄ませて、置いていかれないように観たつもりだが、もう一回観て、気付きを確認したいなぁ、と思わせる作品だった。映像出演の穂村弘さんのお話が面白かった。そして寺山修司は、イイ。


舞台の上に立つ人、裏で支える人、衣装や装置を作る人、写真を撮る人、宣伝をする人、いろんな世界があるんだということを改めて思った夜。