ハッピーバースデー！…8日前倒し

今月20日は、仕事の相方である同僚ちゃんの誕生日。ふたりチームで業務をしているので、昼休みも休日も業務に穴が開かないよう、一緒に取ることはできない。が、年に二回だけ、お互いの誕生日祝ランチだけは、同じ島の同僚に留守を頼んで一緒に食事をしている。

今月の誕生日ランチはどうしようか、と話をしていたときに、　「電話の少ない日曜日なら一緒に休んでも大丈夫かもね」　ということになり本日の夜、お祝いをすることになった。
選んだお店は、浅草の友人のお店。10月に、この同僚ちゃんと日本酒の会に参加したお店だ。彼女もここの美味しいお料理が気に入ってくれたので、即決。仕事を終えて一緒にお邪魔した。

ビールから始まり、本日最初の日本酒は南部美人の吟醸吟醸生原酒。体にズン！と来る重さと美味しさ。お店にももう、これしか無いという貴重な一合。

キュウリとナマコと海苔の酢の物。

ナマコ大好き！酢、苦手。一緒になったら、美味しいね。

新鮮な岩手野菜のサラダ。

数種類のグリーン、新鮮だから葉の強さが分かる。シャキっと強い。ボウルでひとつ、食べられそう。

左から赤軸ほうれん草とイクラの和物、牡蠣の有馬煮、栗の渋皮煮。
栗の渋皮煮は、コーヒーの香りでとても美味しいお気に入り。店主が覚えていてくれて、　「気に入ってくれているので」　と言ってくれた。ありがとうございます！

お酒は同じ南部美人の特別純米酒へ。お料理と仲良くやってくれる、優秀なお酒だ。
うん、やっぱり純米酒、好きだわぁ。

お椀は、鱈の白子汁。
実はこの前に、鱈の昆布締めをサラダドレッシングで頂いたのだが、写真を撮り忘れてしまい。。。

お豆腐の上には、青森県産の白魚。柚の香りが白子の甘さと合って、引き締まった印象。これは美味しい！

今日の主役である同僚ちゃんは牡蠣が大好きなので、今日もお任せ料理ながら牡蠣を出してくれるようお願いしてあった。で、焼牡蛎の三種盛が登場。うわぁー！
北海道昆布森、長崎県、岩手県広田湾とそれぞれ違う海で採れた牡蠣。貝の大きさは違えど、どれも身は弾けそうなほどぷっくり。塩具合や歯ごたえは違えど、どれも本当に美味しい！口に入れる度、ふたりとも　「んーっ！！！」　と声が上がる。牡蠣って海によってこんなに味が違うんだね。みんな違って、みんな良い。

牡蠣の次はウニ。なんて贅沢な流れなんだ！
そんな興奮の中で撮った写真はピントがズレていて分かりづらいが、これは塩ウニ。我が実家でもみんな大好きな塩ウニ。ご飯に合うのは、塩ウニだよねぇ。
なんて言っていたら同僚ちゃん、塩ウニは初めて食べたそうだ。九州では、あまり塩ウニは食べないのかな。　「メニューにある塩ウニのおにぎり、メッチャ美味しそう！」　と同僚ちゃん。そうそう、日本酒もいいけど、ご飯にも合うんだよ。

次のお酒はこちら。何と、岩手ではなく東京都は福生市のお酒、　「田むら」　。
このお酒、岩手の酒造好適米　「吟ぎんが」　を使って造られているそうだ。嬉しいねぇ。
口に入れた瞬間、いや口に入るかなぁぐらいのところで既に香りが襲ってくるような感じ。このお酒、きりっと冷やがイイかなぁ。とにかく香りが強い。

なぜ、強いお酒に移ったかというと…

次のお料理が、アワビのステーキだったから。肝の強さに合うようなお酒をお願いしたのだった。
アワビは我が岩手県は宮古市産。アワビって、こんなに柔らかかったっけ？というほど程よい歯ごたえの残る柔らかさに焼き上がっていて、肝ソースをつけるとこれがまた、もう！
牡蠣からウニ、そしてアワビへ。盆と正月とクリスマスと誕生日とそれからそれから…とにかく全部ひっくるめたぐらいの贅沢だ。

ここまでの大興奮状態を静めてくれるような、安定の美味しさ、手打ち蕎麦。やっぱりコレが食べたくて、この店に来る。

いつも1枚だけで落ち着かず2枚目をいただくのがバレているので、今日は大盛りで出してくれた。あらら、申し訳ない！

最後にもう少しだけ、とお願いしたお酒は浜千鳥。同僚ちゃんは、南部美人の日本酒を使った梅酒。焼酎じゃなくて、日本酒。ははぁ、香りだね。甘ったるい梅酒とは違う旨さがあるね。

もう、この頃には他のお客さんも帰り、私たちと店主、その奥さんと今月で1才になるチビちゃんだけになった。のんびりと、お酒やチビちゃん話に花が咲く。

デザートは岩手のりんごといちご。蜜がいっぱいのりんごは江刺のものだそうだ。
写真では見えないが、いちばん下には、岩泉の食用ほうずきを使ったジャムが。これね、ジャムが主役になるね、ってぐらいに美味しかった！ジャムは甘い、ほうずきは苦い、そういうイメージがあるが、これが甘ったるくもなく、ただ苦いだけでなく、ほろ苦甘い。味って、バランスなんだねぇ。

誕生日と忘年会を兼ねたような楽しく美味しい席だったなぁ。良かった、ヨカッタ。