想う


東京に住んでいる従妹の、お義父さんのお通夜に参列。親戚の叔父さんと一緒に式場へ行くと、従妹に親族席へ座るように案内された。


商売をやっている家なので、日頃のお付き合いがある方々がたくさん参列してくださった。
お焼香の姿を見てると、それぞれの方のお義父さんを想う気持ちが顔、しぐさなどいろんなところに表れ、伝わる。
親族が知っているおじいちゃんとしてのお義父さん、仕事でお付き合いのある方々が知っている職人としてのお義父さん、それぞれ違うんだろうけど、その想う気持ちに違いは無い。
なかには、こちらが見ていて切なくなるほど、辛そうな表情を浮かべる人もいた。口をギュッと結んで、親族席に一礼し、祭壇の写真をじーっと見て、更に口をギュッと結んで。


想う姿の清らかさを感じた夜。おじいちゃん、ゆっくり休んでくださいね。