年末年始休み3日目・・・最低気温-7℃、最高気温3℃


朝。昨日のじぃばぁ作品展で上機嫌だったおばあちゃんが 「これ!これもあったぁよ」 とゴソゴソ取り出してきたのが、この白いドレスのお人形さん。
「あらぁ、かわいい顔じゃない!」 と言ったところ、これは顔を書かないお人形さんだそうで、家に帰ってから下の孫が顔を書いたのだとか。あらら、そういうことだったのね。ケーキの下に敷く白いペーパーを使ってドレスも顔も髪も作るそうだ。髪は鉛筆に巻いて、くるくるヘアーに。とっても可愛らしい。先生もいろいろ考えてくれるのねぇ。有難い。



大掃除は私が帰省する前に終わったそうだし、受験生は今日も塾だし、下のチビは宿題をやっているし、誰も遊んでくれない。。。
で、お義姉さんの車を借りて、おばあちゃんと近くの温泉へ。
年末年始ということで、ロビーには地元産の日本酒やワイン販売の特設コーナーが出来ていてラッキー!風呂上がりにワンカップ酒をたくさん仕入れ、上機嫌。ついてるなぁ。


帰りに立ち寄ったスーパーマーケット。
「うわぁ!ピンクの鯛だぁ!!」 と声を上げる私。子供の頃、結婚式の引き出物についているピンクの鯛が大好きだったんだよねぇ。他の引き出物には全く興味がなくて、気になるのはピンクの鯛があるかどうかだけだったなぁ。
それを学校で話したら、同級生が親が結婚式に行ってピンクの鯛がついてきたから、と持ってきてくれたことがあったっけ。それだけ好き好きアピールをしていたかと思うと、恥ずかしい。。。


家に帰り、ぐっすりお昼寝。こんなダラダラでいいんだろうか。日が落ちるのが早いから、今のうちにお散歩に行ってくるか。


田んぼを挟んで向かい側にある、ご近所の小さな神社に向かった。
この時期に田んぼのあぜ道をサクサク歩けるなんて、今年は本当にあったかいんだねえ。真っ白いはずの田んぼが、こんな状態だもの。明日の初詣も、こんなだったら楽だろうなぁ。



「吽」 の後ろに見えるのは、推定樹齢千年のケヤキの木。
源頼朝が1189年9月に藤原泰衡を追って布陣したときに、鏑矢2本を射立てたと言われている。イイ国つくろう鎌倉幕府、のほんの数年前の出来事か。こんな小さな神社なのに、ね。この幹の迫力、凄いもんなぁ。
途中から二股に分かれているが、それでも枝を伸ばしているもんね。




今日の夜から明日にかけて、近所の人たちの初詣で賑わう神社も、大晦日の夕方はまだ、人っ子一人いない貸切状態だ。静かだなぁ。


田んぼの方から見ると、少しこんもりと小高い丘になっている神社。今のように家々が並ぶ以前の風景は、どんなだっただろう。延々と平らな土地が続いて見えたのかなぁ。矢立のケヤキの奥にある、ご神木の大杉の間から眺めてみる。このご神木も推定樹齢千年と言われており、幹周りは5.5メートルもあるとか。スラリと背の高い、気品漂う大杉だ。
うん、イイ眺めだ。今年最後の夜をむかえようといている町は、とても静かで、何もかもが止まってしまったようだ。世界に自分だけが取り残されたような恐ろしささえ感じる。早く、おうちに帰ろう。


今年最後の夕焼け。


いつもと同じ夕焼けなのに、何となくお疲れさま!と言いたくなる、大晦日マジック。


受験生が帰ってきて、みんなですき焼きを囲み、紅白歌合戦を観ながらのんびりダラダラ。
今日だけは、と上のチビも勉強を離れて一緒にテレビを観たり、好きなバンドの話たっぷりしたり。やっとゆっくり話ができたねぇ。
と、下のチビが夕方から仕込んでいた、ひとくちアップルパイをもらって食べた。形がイマイチだとガッカリしていたが、とても美味しかった。中のリンゴが甘すぎず、柔らかさもちょうど良くて、じぃばぁも喜んで食べていた。

    
さてさて、今年はみんな紅白途中で眠い、と挫折。リビングのテレビ前には誰も居なくなってしまったため、じぃばぁの部屋にもどってひとり続きを観ていた。いつもは私とチビふたりの3人で楽しみに待っている、Eテレの 「2355-0655年越しをご一緒にスペシャル」 。今年は誰も居ないのかぁ、なんて思っていたら、受験生チビがその時間に2階から降りてきた。 「こっち、こっち!」 とじぃばぁのテレビがある方の部屋に呼び、ふたりで布団に入りながら観た。


じぃばぁが隣の部屋で寝ているのも気にせず、テレビを観ながらキャハハハ!と大笑いしながら観た。チビが 「友達がね、0時の時報の瞬間にジャンプして 「2016年になった瞬間、地上に居なかった」 ってのをやるんだって。私もやりたい!」 と言うので、証人として見届けた。
時報を聞きながら、0時の瞬間に大きくジャーンプ!!!
アホやねぇ、キャハハハ!じぃばぁが起きないのが不思議、ってぐらいに楽しんだ。


今年最初のたなくじでは、大人の私の方が 「学業運 絶好調」 が当たって、受験生チビに 「いいなぁ」 なんて言われる始末。もちろん、LINEで画像をプレゼント。明日もテストだもんねぇ。がんばれ!受験生。こんなに頑張っているんだもん、努力は報われるよ。余暇担当としては何もできないけれど、チビなら大丈夫!