FUNKYな鏡餅

毎年、鏡餅(お供餅)は自分の家で作るが、今年は諸事情により近所の餅屋に頼んだ。


29日にビニール袋に入った状態で受け取り、31日に開封し、飾る。
その後、家族で紅白を見ながら、ふと床の間の鏡餅を見ると・・・



こんなFUNKY鏡餅に変身っ!!!


乾燥しているのか、神様の怒りをかったのか、今年は悪い年になるというお告げなのか、
とにかく家族みんなで大騒ぎ!
手抜きをして店で鏡餅を買ったバツだろう、というのが家族会議の結論だった。


が、とにかく納得がいかなかったので、餅屋が営業を開始する2日に携帯電話の画像を手に
餅屋に乗り込んだ。
「どうしてこうなったのか教えて欲しい」と怒りを抑えて低姿勢で。
すると店員さん、「すみません、社長が居ないので、後ほどご連絡します」とのこと。


翌日、私が東京に戻った頃、実家には餅屋の社長さんが来たそうだ。
「申し訳ありませんでした。でも教えて頂いて感謝しております。
 気分を害しても店には言わず二度と買わない、というお客様もいますので
 言っていただいた方がお店は改善ができます。有難いです」と言ったそうだ。
家族がFUNKY鏡餅を証拠に見せようとしたが「従業員がお客様に見せて頂いた写真の説明を聞いたので
それで充分です」と見なかったそうだ。


なるほど、クレーム処理に慣れている社長さんは違うなぁ、と思った。
客の怒りを鎮めるトーク、商品を見ないことで客の話を100%信用しているというアピール、さすがだ。
オマケにお詫びの品として、大量のお赤飯を持って来たそうだ。
そりゃそうだ、鏡餅をもらっても正月三が日を過ぎたら、有難くもない。
結局、原因は不明。ただ、市販の長持ちする鏡餅は色んな添加物を使って防カビ処理などをしているが、
自分のところではそういうものを一切使っていないので、そのせいかもしれないと言っていたそうだ。
受注が多く、早めに作っておいたものをお渡ししたかもしれない、とも。


ま、色々と勉強になったよ、シャチョサン。
もう買わないけど。