突然の訪問者

平日休み。
午前中に宅配便が届く予定だったため、外出せずに待っていた。
ピンポンが鳴ったので印鑑を握って玄関を開けたところ、立っていたのは制服を着た警察官!
何?何か悪いコトした?誰もかくまってないよ!大麻やってないよ!
万引きしたことないよ!NHK受信料は払ってないけど…と考えること数秒。
若い警察官は、黒い表紙の分厚いファイルを持っていた。
災害・事件・事故などの非常時に役立たせるための巡回カード登録を確認するためにまわっている、とのこと。
そんなカード、見たことも書いたこともない。
警察官、というよりお巡りさんは、うちのカードらしきものを見ながら「●●さんですか?」と名前を聞いてきた。
違う名前だと答えると「古いカードのままなので、これに書いて駅前交番に出してくださいね」と白紙の巡回カードを
置いていった。
駅前交番の警察官って、こういう仕事もしてるんだ。
いつも道案内してるところしか見たことないから。
平日の真っ昼間に単身者マンションをまわっても誰も居ないだろうに、効率悪いなぁ。
でも、ちょっとした安心感。
こんな世の中だから、いつ事件に巻き込まれるか分からないし、突然孤独死するかもしれないし、ご近所トラブルが
起こるかもしれないし。
ありがたいことだ。





封筒には
『ご記入後、連絡をいただければ受領に参ります』
と書いてある。
任意だからか?
日本の警察、サービス満点!

宅配のお姉さんは、警察官と話している私を見て、荷物を持ったままキョトンとしいた。
警察官の制服って、やっぱり威圧感あるよなぁ。