田舎からの宅配便

先週の土曜日、お母さんから宅配便が届いた。お母さんは時々、お米がなくなった頃に連絡をくれ、食料品を送ってくれる。「一緒に何か入れるけど、何がいい?」といつも聞かれるのだが「こっちには何でも売ってるから特に欲しいものはないし、大丈夫」と答える。
そうは言うのだが今回も、お米の他に野菜や漬け物やお菓子など等、たくさん入った重い荷物が届いた。お父さんからはホワイトデーのお返しに、と箱菓子も入っていた。


その中に入っていた、私が好きなもの2品。


おふかし。
今回は、いつもの金時豆の甘いお赤飯の醤油味バージョン。醤油味とはいえ、甘い金時豆と甘栗が入っているので、甘辛い味付けご飯だ。
もち米の味付けご飯なので、お腹にガツンと溜まる。甘いお赤飯にはごま塩をふって食べるが、このご飯はそのままが美味しい。



焼豆腐、椎茸、人参、大根、こんにゃく、昆布、湯葉、姫竹など等、たくさん入った煮しめ
これはいくら自分で作ってみても、お母さんのような味にはならない。
最近は塩分を気にしているようで味が薄めになったが、それでもお母さんの味は美味しく懐かしい。

こういうものを食べると、遠くに住んで親不孝ばかりしている自分が情けなくなってしまう。
切なくもあり、有難くもある食事。田舎に帰りたくなった。