シベール・麦工房 「ラスクフランス」

「ラスクフランス」 を買ったきっかけは、TVである女優さんが「うちは、このラスクを切らしたことがないんです。無くなるとすぐ注文するんですよ」と話していたことからだった。もう何年も前のことだ。
当時は 「ラスクフランセーズ」 という商品名だったと記憶している。『お取り寄せ』 とか 『ネットショッピング』 とか、そんな言葉など一般的ではない頃で、盛んに普及した家庭用FAXで注文するのが主流だった。


初めて食べた時は驚いた。
ラスクといえば、スーパーで売っているアメリカちっくなデザインの袋に入った硬くてミルキーなラスクしか食べたことがなかったのだが、シベールのラスクをかじったらサクサクと軽かったからだ。
ミルキーで甘いラスクとは違い、パンそのものの味が口の中に広がる。グラニュー糖も程よく、甘すぎない。
「あー、これが本当のラスクなんだ」と思ったことを覚えている。
私が"お取り寄せグルメ"にハマったのは、これがスタートだったかもしれない。味は何種類かあるが、やっぱりプレーンがいちばん美味しい。

いまやデパートでは行列ができるラスクもあるが、やっぱり私はシベールのラスクに戻る。浮気してごめんなさい!と。
「バターです!」と主張しているラスクよりも、味・食感・値段、全てのバランスが取れているのがシベールのラスクなんだよなぁ。


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