手術前の準備…リュープリン4回-4日目

来週の今日は手術日。そして今日は、時々ここを覗きに来てくれている方の手術日。無事に終わったかなぁ。。。


今日は病院で術前検査。
まず朝一で採血室へ。当日の診察表には「検体検査:採尿あり」とある。
5〜6本のケース分の血を採られた。「このあと自己血もあるんですけど、そんなに採るんですか?」と思わず聞いてしまうぐらい、結構な量だった。
血を採った後、そのまま出血時間の検査。耳たぶに傷を付けて血を出し、どのぐらいで血が止まるかを調べるそうだ。
採血のお兄さんが「ちょっとだけチクッとしますよ」と言いながら耳たぶを切ったが、ちょっとじゃない!痛い!この耳たぶは、今日の検査を全て終えるまで痛かった。次回からは「結構痛いですよ」と言って欲しいなぁ。
ストップウォッチを見ながら、一定時間毎に耳たぶに紙を当てて血を吸う。それを繰り返し、最後にどのぐらいで血が止まったかを記録していた。
採血の後は尿を1本採った。これで採血室は終了。


次に心電図と肺機能検査。診察表には「安静心電図」と「術前肺機能」とある。
心電図はすぐに終わった。「それだけ?」と思うぐらいの短い時間だった。
そして肺機能検査。検査前に身長と体重を測る。体重が増えていてびっくり!ジーンズを履いているからだ、と自分に言い聞かせる。
肺機能は、ひとつの大きな機械を使って4種類の検査をやった。昔、小学校でやったような、水を張った入れ物に目盛のついたドラムが入っていて息をフーッと吐くとドラムが上がって・・・という機械ではない。いまは巨大な機械から息を吹き入れる口が出ていて、そこにゴム製のマウスピースを付け、それをくわえて息を吸ったり吐いたりする。
静かな呼吸から限界まで息を吸って限界まで息を吐いて、勢い良く息を吸って勢い良く吐いてを繰り返して等、4種類の呼吸法を検査。結果はグラフでPC画面に映るが、それが良いのか悪いのかは分からない。とにかく疲れた。


次はレントゲン。診察表には「胸部レントゲン、腹部レントゲン」とある。
朝早かったためかレントゲン室が空いていたので、すぐにやってもらえた。
ここまでくると、健康診断を受けているような感覚。耳たぶを切られた以外は、普通の検査だ。
これらで結果が良くなければ今日のうちに、ドクターから手術延期の電話が来ることになっている。前日、ちょっとご飯を食べに行って遅かったので、そのために結果が悪かったら困るなぁ、と思いながら受診した。


順調に検査が終了し、次は自己血の採血。予約まで1時間もあるので、院内のカフェでお茶を飲む。いつもならアイスコーヒーを飲むのだが、自己血を採るためには下痢厳禁なのでホットのダージリンティーにした。


予約時間になり、輸血部へ行った。診察表には「自己血輸血」「点滴静注(抹梢)」とある。
先ず、大きなリクライニングになっている椅子に座る。椅子というよりベッドかな。「TVを観ながらゆっくり休んで待っててください」と言われ、TVのリモコンを渡される。「あらま、贅沢だわ」と言いながら、情報番組を観て待つ。
その後、看護師さんと一緒に、自分の名前が付いた輸血バッグの確認をした。名前や血液型、病院のID番号などを一緒に読み上げながら確認。ここで間違いがあると大変だから慎重なんだなぁ、と思った。
いよいよ採血。男性のドクターが来て、太目の針を刺す。ブスッという「刺さりました!」な感覚。ベッド脇には、絶えず輸血バッグがグルングルン動いている機械があって、どんどん血が入っていくのが見える。速さや量をこまめに調節しながら採血していく。
時間にして10分ぐらいで400ccの採血終了。その針を使って点滴「ヴィーンF注」が始まる。
webサイトを見ると、この点滴の効能は「循環血液量減少時の細胞外液の補給、循環血液量減少時の細胞外液の補正」らしい。


点滴が始まると、針を刺している方の腕が冷えていくのを感じた。看護師さんに「腕が冷たくなっていく気がします」と言うと、温かい血を抜いたところに冷たい点滴を入れたためだと説明を受ける。腕にタオルを掛けてくれたので冷えが止まってきた。と同時に睡魔に襲われる。TVを観ながら眠ってしまった。
20分ぐらいで点滴終了。昨日までバイアスピリンを毎日飲んでいたので、血の止まりが悪い。しばらく休むように言われた。
自分の輸血バッグを触らせてもらうと、まだ少し温かかった。特殊な冷蔵庫のようなもので、一定温度で保存するそうだ。
休んでいる間にどうしてもトイレに行きたくなり、看護師さんに付き添われてトイレへ。戻ってきたら今度は、異常にのどが渇く。500mlぐらいの水分を持ってくるように言われていたので、それを飲む。血を採ることで脱水症状になるそうで、水分が必要になるそうだ。看護師さんは説明も丁寧で、とても親切な方だった。
しばらく休んで採血終了。看護師さんに「今日はタクシーで帰ってくださいね」と言われる。ふらつきが起こる人も居るそうで、念のために、ということらしい。
お礼を言って、会計窓口に向かった。


たくさん検査をしたので料金が心配だったが、今日のお会計は6,850円。いままでだったら「高い!」と思っただろうが、リュープリンでいつも15,000円払っているので「あれ?安いじゃん」と思ってしまった。
もう、医療費に対する感覚がおかしくなっている。


あとは来週、麻酔科のオリエンテーションを受ければ、入院前の準備は終了。


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