鉄道むすめ 「久慈ありす」
私は知らなかった。 「鉄道むすめ」 という存在を。
私の日課の中に、web岩手日報のチェックがある。田舎に帰った時、親や友達と話題が合うように、なるべく覗いてネタ集めをしているのだ。
先月、いつものように見ていると 「三陸鉄道25周年」 の記事の中に 「久慈ありすイラストの入賞展開催」 というお知らせがあった。ん？久慈ありす？あの三鉄に久慈ありす？久慈って久慈市の久慈？
それから気になって、ググッてみる。いやぁ、出るわ出るわの検索結果。DSもやらないので、本当に初めて知った。結構、人気者なんだなぁ、久慈ありす。
鉄道むすめのシリーズもすごい。フィギュアはvol.1〜7まで出ているようだ。
先日、実家に帰っている従妹からお土産は何が良いか聞かれたので、お菓子と一緒に 「三鉄の宮古駅に行って、何でもいいから久慈ありすのグッズを買ってきてちょうだい」 とお願いした。会社の鉄子ちゃんにあげようと思ったからだ。従妹からは 「久慈ありすって何？分かんないけど、とりあえず行ってみる」 とのメールが届いた。私だって、よく知らない。
そして届いたのがこれ。
小さめの箱の表には 「鉄道むすめDS」の文字。
何じゃこりゃ。箱を見ても、久慈ありすのことを詳しく知らない私には全く分からない。
DSって、あのDSだよな。久慈ありすのお菓子でも入っているのかな。
よく分からないけど、そのまま鉄子ちゃんにあげることにしよう。
・・・ということで、会社に持っていくことに。
箱が少し潰れているけど、まぁ仕方ないか。
鉄子ちゃんにあげる前に、説明できなきゃ！と思って箱の裏を見てみる。
何やら、かわいい女子が6人。
ここで初めて 「あー、フィギュアが入っているのか」 と理解する。
箱には 「何が入っているかはお楽しみ」的なコメントがあるが、どうしてこれが久慈ありすのものだと分かるのだろう。
三鉄の駅で買ったものは全部、久慈ありすが入っているのかな。
従姉妹に聞こうかと思ったが、私は鉄子ちゃんじゃないので止めておく。
朝、会社で鉄子ちゃんに 「従妹が実家に帰っていて、送ってくれたよ」 と渡した。 「ヒャー！」 なのか 「フュー！」 なのか、よく分からない雄叫びをあげる鉄子ちゃん。
残業時間になり、私のデスクの前に座り 「今から開けて組み立てます！」 と元気な鉄子ちゃん。
丁寧に開封して組み立てると、こんな久慈ありすが出来上がった。
「これ、デスクに飾ったら叱られますよね」 と聞かれたが、「うーん、分からん」 としか答えられなかった。
あの後、どうしたのかなぁ、鉄子ちゃん。
とにかく喜んでくれて良かった。
久慈ありすの大好物は 「ほや」 。こんな可愛い顔をしながら、かなりイイところを押さえていて笑える。美味しいもんなぁ、ほや。
田舎に居る時は思わなかったけど、大人になって酒を飲むようになった途端、本当に美味しいと思えるようになった。
あの、ちっちゃい三陸鉄道の車両を、こんな女の子が運転していたら・・・私たちの高校生活は毎日、大騒ぎだっただろうなぁ。
