映画 『色即ぜねれいしょん』 と チッタ散歩

今日はお休み。11時に予約していたまつ毛のエクステに行き、終わったのが12時。このまま帰って休もうかとも思ったが、天気も良いし、帰るにはもったいない。そうだ!あの映画が公開になってるんだ!と思い、そのまま電車に乗って川崎のチネチッタへ。


観たかった映画は 『色即ぜねれいしょん』 。監督・田口トモロヲ、原作・みうらじゅん、出演・渡辺大知(黒猫チェルシー)、峯田和伸(銀杏BOYS)、岸田繁くるり)など等、絶対に観ねばっ!と思わせる面々。
夏休みだし、混んでるだろうなぁ、と思って行ったが、席はガラガラだった。そっか、平日だし、大人の夏休みは終わってるのか。
前売りを買っておけばよかったなぁ、と思いながらチッタに着いたが、たまたま今日は水曜日レディースデー。1000円で観ることができた。ラッキー!チケットを買うときに 「じぇねれいしょん」 と言ってしまって恥ずかしかったなぁと思い出しながら書いていたら、さっきまでこの日記のタイトルも 「じぇねれいしょん」 になっていた。ひゃー、恥ずかしい!

感想は・・・大知くんのプロモだと思って観ればアリかな、という感じ。このテーマだと、男子と女子では感想は全く違ってくるのかもしれない。リリー父が良かった。ああいうお父さん、いいなぁ。峯田くんがフェリーを見送るシーンでは泣いてしまった。海に飛び込むシーン、良かった!ライブのダイブみたいだった。
そしてそして、大知くんが学園祭でひとりで歌うシーンはすごく良かったよー!黒猫っぽい大知くんが唯一観られたシーン。思わずライブのように腕を上げたくなった。歌い終わった瞬間は拍手しそうになったし。
エンドロールを観たら、この学園祭の曲、作詞がみうらじゅんだった。さすがっ!



ラ デッラ チッタのショップ前通路には所々、白い大きなパラソルが設置されていた。夏だから日除けのためかな、と思っていたが、いくつめかのパラソルをくぐった時にその役割が判明!
パラソルの骨の先から、一定間隔で霧状の水が噴射するのだ。写真だと判りづらいかなぁ。チッタの通路は外通路で暑いので、この霧がすごく気持ち良い。
小さな子供たちは、霧が噴出す度に大騒ぎをしていた。


チッタに行くと必ず寄るお店、「PROGETTO(プロジェット)」 。本、雑貨、Tシャツなど、面白い商品がたくさん並んでいる。特に本が面白い。和書はもちろん洋書も多く、特にデザインや写真関係の本は充実している。
私の好みに合うのか、どの本も興味深くて欲しくなり、その中でどれを買おうかといつも迷って困ってウロウロしてしまう。今日は南国デザイングッズの特設コーナーが出来ていた。南国っぽいデザインの手ぬぐい、欲しかったなぁ。最近、手ぬぐいが増えすぎてきたので我慢したけど。千社札の本も欲しかったなぁ。面白い文字の路線図も、鳥のTシャツも、あかいふうせんの絵本も欲しかったなぁ。


そんな欲しい欲しい病の私に今日、選ばれた本がこちら、しゃれ紋・歌舞伎・変わり折り 「新雛形ぽち袋」 。マール社、1800円。2004年が初版のようだが、初めてお目にかかった。
いろんな文様のぽち袋が紹介されており、切り取ると自分でぽち袋を作れるようになっているページもあって楽しい。文様は自然・植物文様、動物文様、私の好きな幾何学・器物文様とモチーフ毎にまとめられている。
おまけで、おひねり用の薄紙3枚もついている。3枚の文様は雪月花。 「お菓子やお金をひょいとひねって渡しましょう」 と書いてあるが、そんな粋なことをする機会がこの先、あるんだろうか。


これは 「縞」 のページ。右ページは、切り取るとぽち袋が作れる。
奈良時代頃から使われていたのは横縞だったそうだが、唐草模様のような装飾的な模様が好まれ、素朴な縞文様はあまり人気がなかったそうだ。
本格的に縦縞の文様が流行し始めたのは江戸時代の文化・文政期頃で、「粋」 な文様と好まれたそうだ。 
縦縞の種類は多く、色も太さも違う線の組み合わせで、幾通りもの粋な種類の縞文様が作られている。手ぬぐいも縞文様は粋な香りがプンプンするもんなぁ。素敵!


動物文様の代表 「千鳥」 。よく波と一緒に描かれる 「波に千鳥」 はに本の夏を代表するモチーフとのこと。
この千鳥、私の通った小学校の校章にも使われていたので、小さい頃から大好きな文様だ。手ぬぐいでも、千鳥が描かれているとつい買ってしまう。
もったいなくて、切り取ってぽち袋を作るなんて、暫く出来そうにないな。


このページのタイトルは 「ちらりと見せる かさねの美 襦袢地」 。"着物の裾からちらりとみえる襦袢のように、下から柄がちらりと見える変わり折りのぽち袋で重ねる楽しみを味わいましょう"とのこと。
着物の下着である襦袢がちらりと見えたときに、どれだけその人がお洒落なのかが分かったのだろう。
女物の襦袢は花や蝶などの可愛らしい文様が多い。男物の着物は格子や縞が多いが、襦袢の方はそれだけでなく、この写真にあるような馬や将棋の駒などのモチーフもあったそうだ。お洒落だなぁ。

映画を観て、好きな本を買って大満足。もう帰ろうと川崎駅に向かうために地下のアゼリアに入ったところで、朝からご飯を食べていないことに気付いた。時間は16時。夕飯まで我慢しようとも思ったが、食べてないと気付いた瞬間から急に、お腹が空いてきた。

夕べは元同僚の先輩と和食屋さんで飲んだので、今日は洋食を食べたかった。
たまたま入ったお店は 「ろむれっと」 。京都食彩という文字が目に入ったからだ。来月、京都に行く予定なので、京都と付くと何でも気になってしまう。
オーダーしたのはオムライスとハンバーグのプレート。お値段980円。スープはおかわり自由とのこと。卵トロトロのオムライス。中のケチャップライスがかなりケチャッピーで、おうちで作ったケチャップライスのような、懐かしい味だった。
海老と湯葉のオムライスも美味しそうだったな。次回はホワイトソースのオムライスを食べてみようっと。

今日の映画の余韻で、音楽をたくさん聴きたくなった。古いCDを引っ張り出したり、You Tubeで検索しまくったり。凝り性の私は、熱が冷めるまで音楽モードにどっぷり浸かりそう!


映画 『色即ぜねれいしょん』 オフィシャルサイト

ラ デッラ チッタ   チネチッタで映画、クラブチッタでライブ、個性派ショップでお買い物、と一日中、楽しめます

POROGETTO(プロジェット)   日本はもちろん、世界中の面白い本やグッズがあります

●京都食彩オムライス ろむれっと川崎アゼリア店   オフィシャルがなかったので食べログのページです