深大寺から神代植物公園へのお散歩

秋だというのに真夏のような日射しの今日、調布の叔父の家に行ってきた。従兄ファミリーも行くというので途中、車で拾ってもらって楽々訪問。親戚の家は深大寺に近いので、そばを食べてから家に行こう、ということになり、私たちは直接深大寺へ、叔父には徒歩で来てもらい合流。みんなで 「雀のお宿」 で天ぷらそばを食べた。大好きな卵焼きもオーダーし、大満足!


雀のお宿を出て少し行ったところに、ゲゲゲの鬼太郎のショップ&喫茶 「鬼太郎茶屋」 がある。小学生と5才児は興味津々。大人も一緒になって、ちょっと覗いてみた。
そして、店頭のいちばん目立つところにあったのがこれ。


一反もめんタオル」 お値段1,260円。
どうやら好評につき売り切れ中だったようで、「やっと納品しました」的コピーが表示されていた。後ろのガチャガチャと比べると分かるように、かなりの長さがある。
私のが写真を撮る前にもタオルに釘付けになっていたカップルが居て 「これ、どうやって使うの?体に巻いたら、見えちゃうじゃん!」 と言いながら爆笑していた。同感。。。
機能性ではなく話題性を重視しました!というのが分かりやすい商品で、このぐらい割り切って作られていると、文句が出るどころか逆に気持ち良い。

お目当ての羊羹が売り切れでガッカリの私をよそに、元気なチビッ子たちは神代植物公園へ小走りで向かう。ナイものはナイ!と諦め、私もチビッ子たちを追いかけて植物公園へ。


神代植物公園の休園は毎週月曜日。親戚の家は商売をやっているのだが、その定休日も月曜日のため、私が深大寺に行くのは殆どが月曜日。深大寺は何回も行っているが、神代植物公園の中に入るのは実は今日が初めてだ。花の少ない時期なのは分かっているが、どうしても行ってみたかったので、今日は私のリクエストでみんなを連れ出した。わーい!
ウィキによると、神代植物公園は都立としては唯一の植物公園だそうだ。広大な敷地にはばら園、ダリア園、うめ園など等、植物毎に大きくスペースがとられており、季節ごとに植物が楽しめるようになっている。


深大寺門から入った私たちは、ばら園に向かった。10/10からは 「秋のバラフェスタ」 が開かれ、ライトアップもされるそうだが、私たちが行ったときは殆ど何も咲いていなかった。残念!
真正面に見える大温室を目指し、チビッ子たちと走る、走る!
真夏のように暑いが、写真左奥に見える噴水の水際は、涼しさを感じることができて気持ち良い。

大温室は外よりも更に暑い!でも、色も形も見たこともない植物がいっぱいで、楽しかった。



温室の中に、素敵な可愛らしいオブジェがあった。
水を張ったカメのような大きい陶器に、色鮮やかなお花が散りばめてある。もちろん、全て生花。
自然の色というのは、色そのものもグラデーションも、本当に美しい。
暑さも吹き飛ぶ、涼しげなオブジェ。


大温室の中で、5才のチビちゃんに呼ばれた。 「早く来てー!これ見て、見てー!!」。
響き渡る声に、周りの人もびっくりしてチビちゃんを見てはニヤニヤ。追いついて、どうしたのか聞いてみると、差し出したチビちゃんの手のひらには、可愛らしい葉が。
「見てー、これ。ハートの葉っぱだよー!」 と大興奮のチビちゃん。
それほど背の高くない花だったが、その茎の根元には、ハートの葉が何枚か落ちていた。子供の目線ってすごい!
ムチムチの可愛らしい手のひらにハートの葉っぱ。何てキュートな画なんだろう!



大温室を出て園内を歩き、池で鯉を見たり、売店でソフトクリームを食べたり、芝生で寝転がったり、みんなでのんびり過ごす。
そしてまたもや、チビちゃんの大きな声。 「早く来てー!これ見て、見てー!!」。今度は何じゃ?と思って近寄ると、「茶色じゃなくて、緑のどんぐりさんだよー!緑だけど、お帽子もちゃんと被ってるよー!」。
どれどれ、と覗いてみると、確かに青青としたお帽子付きのどんぐりだ。どうやらさっきまで茶色いどんぐりを集めていたみたいだったが、緑色のどんぐりを見付けて茶色よりもきれいなので気に入ったようだ。
私のポケットが、チビちゃんの集めたどんぐりでパンパンに膨らんだ。


みんなで芝生公園へ。
「わー!すごーい!!」 と走って見に行ったのは、芝生公園の真ん中にどーん!と伸びたパンパスグラス。
その花穂は陽に照らされて輝き、風に吹かれる姿は柔らかく優しい。触ってみたいが、背が高くて届かないっ!
神代植物公園のウェブサイトによると、「高さ3〜4m、直径が7mほどの大株」 だそうだ。広い広い芝生公園の真ん中での堂々とした姿は本当にカッコイイ!手を伸ばして何とか花穂を触ってみたところ、少し硬くてガッカリ。風に吹かれている姿から、ふわふわで柔らかいものだと勝手に思い込んでいたからだ。


快晴のこの日、パンパスグラスの前は、写真撮影をする人たちが引切り無し。この写真で人と比べてみると、パンパスグラスがいかに大きいかが分かる。大人の2倍以上あり、子供目線だと、もっともっと大きく感じるのだろう。  「あー、この瞬間だけ子供になりたーい!」 と思ってしまった。
それにしても緑の芝生と青い空によく映える植物だ。芝生広場には、これよりももう少し小振りの、それでも大人の背よりも大きいパンパスグラスがある。そちらは花穂が少し紫がかっていて、それもまた美しい。白の堂々としたパンパスグラスよりも少し女性っぽく優しく見える。
写真は・・・見とれてしまい、撮るのを忘れてしまった。

天気の良い休日に、こうやって芝生に寝転んでゴロゴロできるなんて幸せだなぁ。自然の癒しパワーって、すごい!


東京都神代植物公園   季節ごとに、色んなお花が楽しめます!10/10からはバラフェスタ