東京国際フォーラムの階段が良くなった!

通勤で毎朝使う有楽町駅。JRを降りて地下鉄に乗り換えるときに使っているのが、東京国際フォーラムの地下への入り口だ。
東京国際フォーラムはオシャレな建物で、地上から建物に入る階段は、濃いグレーの石階段。照明はほんのり灯る程度の弱いスポット照明のみ。地上から建物内に入ると、あまりの暗さに目が追いつかない。
スマートな印象でオシャレな階段なのだが、実際に歩くとなると、段差がはっきりせず、少し怖い。石の階段は転んで角にぶつけようものなら、パックリと皮膚が切れそうだし。デザインよりも実際に歩く人のことを考えて欲しいなぁ、といつも思っていた。



その階段が最近、改善された。ステップの上り口に、石階段よりも少し明るい色のラインが引かれたのだ。このラインだけで段差部分がハッキリ分かり、すごく歩きやすくなった。
私と同じように 「怖いなぁ」 と思っていた人が東京国際フォーラムに忠告したのだろうか。それとも、転倒事故が起きてしまったのだろうか。
ただでさえ歩くスピードの早い人が多い通勤ラッシュ時間、この階段を周りにあおられながら下るのは、本当に怖い。
何れにせよ、安心して階段を歩けるようになり、通勤の苦痛が少し減ったことは間違いない。


かなり荒いが、チョチョッと画像にブラシをかけてラインを消してみた。
そうそう、この感じ。
いままではこんな状態の階段を毎朝、競争するかのように下っていたのだ。ラインが引かれた今、改めて見てみると、何て怖い階段なんだろう。雨の日は更に暗く、ステップも濡れていて滑りそうで、本当に危険だった。
退院して仕事復帰した頃は早く歩くこともできないため、急いで上り下りする人たちに軽くタックルをされ、転びそうになったこともある。お年寄りの方は私よりももっと、段差が分からず困っていただろう。

このラインが引かれたことに気付いた朝は、周りの知らないスーツ姿の人を捉まえて 「この階段、ラインが引かれて、すごく良くなりましたよね!気付きました?」 と言いたい気持ちでいっぱいだった。
が、そんなことができるはずもなく、ひとり 「おっ!」 と小さな声を出し、いつもよりステップを踏みしめ踏みしめ、階段を下った。少しニヤけていたかもしれない。
あー、この喜びを、東京国際フォーラムの階段を改善してくれた人に伝えたーい!ありがとうございます!!!


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