GRAPEVINE Tour2009 Twangs 11/11赤坂BLITZ

今日(また日付を越えてしまったから昨日だ)、GRAPEVINEの 「GRAPEVINE Tour2009 Twangs」 に赤坂BLITZまで行ってきた。前回、Twangsの曲たちを聞いたのは、アルバム発売3日後日比谷野外大音楽堂。3日後でまだ聴きこんでいない状態だったのに凄く良かったことを覚えているので、熟成されたTwangsに期待しての参戦。BLITZは大好きな箱なので、楽しみ倍増!
今回も最後にセットリストをあげているので、見たくない方はご注意を。



結論から言うと、凄く良かった!溶けたぁ。
GRAPEVINEのライブは、「いままで観たバインライブの中で、いちばん良かった!」 と思うことが多く、いつも最高ライブが更新されるのだが、今回もまた更新されてしまった。田中の声の艶や伸びが何倍にもなっている!妙齢女子を悩殺する白シャツも、汗も笑顔もパワーアップしている!バンドの音の重さが増している!いやぁ、GRAPEVINEは、もの凄い職人バンドだ。
今回は足を痛めているため2階席で座って観たが、「うぅー、1階に行って飛びたい!」 と何度思ったことか。まるで拷問だ。前日のくるりはホールだったから良かったけど、今日は1階で動きまくる人たちが見えているので、我慢するのがツライわ。

照明が落ち、田中を先頭にメンバー登場。田中が右手を上げ、挨拶してからスタート。珍しい。 「ゆっくりやるから、ゆっくりついてきて」 とのこと。たまらん!
1曲目から2曲目の流れ、良かったなぁ。


2曲目の後のMCでは 「それぞれの感じ方で楽しんでって。今日はとことん、ゆるく行くから」 と田中。「はいっ!ついていきます!」 と心の中で元気にお返事。そしてサプライズの3曲目と4曲目!どちらも、アルバム 『Here』 から。大好きなアルバムでオニのように聴いたので、歌詞もしっかり覚えていた。懐かしくて嬉しかったなぁ。
3曲目と4曲目の間では、言葉を発せず、仁王立ちで客席をじっと見る田中。客席から笑いが起こる。またメンチ切る田中。笑いが起こる客席。これを繰り返していたら、照明さんが遊んでくれたのか、客席を明るくし且つステージを真っ暗に!こんな照明遊びが少し続いてから曲に入った。
「懐かシングルを」 と言ってやってくれたのが5曲目。田中スマイル全開で、今日初の 「サンキュー!so much!」が出た。


6曲目、アニキのコーラスもGood!7曲目が終わった後、「寝た?大丈夫、起こさんから」 と言って笑いを取る田中。会場の空気がそう伝わるのかなぁ。
次の曲の前に、アニキに缶ビールが運ばれる。即行、プルトップをプシューッ!とやるアニキ。そしてグビグビッと。美味そうだ。そして、すぐに高野さんにもルービーが届き、同じくグビグビッと。ゆるいなぁ。。。田中がそのゆるさを見て、「ロックバンドのライブって、こんなん(右手拳を突き上げる)やと思ってたやろ」 と言って笑わせていた。


9曲目、良かったなぁ。野音で聴いたときも良かったが、今日は更にガツン度が増していて、音が体に刺さってくるようだった。その次は新曲。タイトルは何だろう。太陽を浴びた光いっぱいな感じの曲だった。古いオープンカーでハイウェイを走っているような、爽やかな感じ。


11曲目。金戸さんはベースを置き、スティックを持って亀ちゃんの元へ。ふたりでスティックをクルクル回してみせたあと、パーカスセッション。客席から拍手や歓声が起こると、彼らに背を向けている田中が顔の前で 「ダメダメ」 というように手を振ったり、両手をクロスして×を作ったりして、客席が沸く。金戸さんは、曲の途中でベースに戻った。


12曲目のスタートでは、今日いちばんのステップじゃない?と思うほど、田中の軽快な動き。次の13曲目を勢いよく歌い上げ、「どうもサンキュー!」 が出た。
14曲目は、ライブで聴くと何倍も良い!今日も改めて 「イイ曲だなぁ」 と思った。ここでも気持ちよく歌い終えた田中から 「サンキュー!どうもありがと!」 を頂いた。


15曲目のしっとりツヤツヤな歌には、周りの女子数名がグズグズ泣いていた。染みたなぁ。今日の照明は、どれも曲に合っていて良かったし、曲の良さを更に引き出してくれていた。
その照明効果がいちばん表れた曲が17曲目。途中まで真っ赤な照明、そして途中からはほぼ暗い中に後ろから田中だけを照らすスポット照明がひとつ、そして曲の終わりはダウンで真っ暗。こんな素敵な雰囲気でこの曲を聴くことができて最高!私がライブで観た中では、この曲史上の演出だった。何もしないというか、加えない演出。素晴らしい!
そこからいきなり18曲目で重厚感いっぱいのステージ。金戸さんのベースライン、やっぱりカッコいいなぁ!そして最後はしっとり曲で終了。


アンコールは田中&高野さんの 『パーマネンツ』 で2曲。自然なパーマとそうでないパーマのふたりだとの説明。これがまた、もの凄く良かった!
1曲目は高野さんの演奏だけで、田中は歌のみ。スタンドマイクを両手で握り、熱唱。声が伸びる伸びる、どこまで伸びるんだ?というほど通っていく。静かな泉に沈んで行くようだった。染みたなぁ。 「直太郎スタイルでお送りしました」 と田中。
2曲目は田中もアコギを持ち、ふたりで演奏。これもまたしっとりツヤツヤ。鳥肌が立った。このままずっと聴いていたい!と思った。


2曲終えた後、グレイプバインでもう少しやりたい、とのこと。田中が珍しく、客席にコール&レスポンスをお願いする。 「普段、あおるとか盛り上げるとかしないバンドなんで、今だけやってくれ!」 と。そして、「せーの、『グレイプバイーン!』」 の声を受け、メンバー再び登場。
全員で2曲をやって終了。いちばん最後にやっと、田中の 「アリガットサン!」 が出たー!!!今日は聞けないかと思って諦めていたから嬉しかった! 「良いお年を!」 と言ってもらえたし。
とにかく、聴かせてくれたライブ。Twangsはライブで映える曲が多い。本当に満足した夜だった。興奮して眠れそうにない。



今日買ったのは、ツアーパンフのみ。Tシャツも買おうか迷ったが、パンフだけにした。
田中×長田さん、アニキ×高野さん、亀ちゃん×金戸さんの対談方式のTwangsトーク集のような作り。あれ?これって、この間のFC会報のロングバージョンなのかぁ?
まだじっくり読んでいないけど、メンバーの組み合わせが同じだから、同じ時に作ったのかな。FC会報の方は、手書きの一問一答がすごく楽しかったのでヨシとしますか。パンフは読み応え十分の厚さなので、しばらくは通勤電車の苦痛から開放されそうだ。
表紙の田中×長田さんの写真、ゆったり感が伝わって、ステキ!

で、タイトルを覚えるのが苦手なので自信がないながらも一応、自分チェックのセットリスト。


GRAPEVINE Tour2009 Twangs 11/11赤坂BLITZ】セットリスト (自分メモなので勘違い&間違いがありそう編)

01. Twang
02. Pity on the boulevard
03. ポートレート
04. 空の向こうから
05. ふれていたい
06. Vex
07. hiatsu
08. She comes (in colors)
09. Turd and swine
10.新曲
11.Darlin’ from hell
12.Afterwards
13.BLUE BACK
14.疾走 
15.それを魔法と呼ぶのなら
16.小宇宙
17.指先
18.CORE
19.フラクタル


アンコール 〜パーマネンツ〜直太郎スタイル〜
01. ふたり
02. smalltown, superhero


アンコール 〜GRAPEVINE
01. 豚の皿
02.FLY



赤坂BLITZのある赤坂サカスでは、恒例の冬イベント 「White Sacas」 が13日から開催されるそうだ。

今日はイベントのためか、ツリーやイルミネーションが点灯されていた。BLITZ開場の18時頃には安東アナ司会のもと、荒川静香さんや河口恭吾さん等がステージに上がり、トークショーをやっていた。日中は大雨だったためか見に来ている人は少なかったが、それでも荒川静香ファンのおばさまたちが前列にたむろっていた。
18時半からは、ステージ前のスケートリンク荒川静香さんがショーをやるとのことで見たかったが、BLITZがあるので断念。当たり前だ!小雨が降っていたので、スケートリンクを整備する方は水を取り除くのに大変そうだった。夜のTBSニュースで中継が入るとのことだったが、映像は流れたのかな。

ひと足早く見ることが出来たクリスマスツリーはとても大きく、キラキラしていた。もうクリスマスかぁ。。。



GRAPEVINE   今日現在、オフィシャルTOPは日比谷野音ライブの写真。すごくいいです!

赤坂サカス   冬のイベント 「White Sacas」 開催中!有料ですが、スケートリンクで滑ることができます