年末年始休み6日目・・・初詣


休み6日目。


やっと雪が小降りになったので、初詣に行こう!ということになった。
お雑煮を食べ、みんなで準備が完了したのは9時ぐらいだろうか。足が悪くてなかなか一緒に出掛けないおじいちゃんも、この初詣だけは必ず、一緒に出掛ける。
行き先は、広大な田んぼを抜けた先にある志和稲荷神社。
雪は小降りになったとはいえ、寒い。車にはつららが出来ていた。タイヤ周りはガチガチのもっと大きなつららがぶら下がっていた。
これらを取り除き、いざ志和稲荷!


お稲荷さんに着いた頃にはまた、雪がしんしんと降っていた。しんしんというと静かなイメージだが、とにかく 「降り続ける」 という感じ。静かに、でも途切れることなく降り続く。
志和稲荷神社はさほど大きくない神社だが、後の新聞発表によると今年の参拝客は例年の3万人減で約10万人!10万人は何とあの、平泉・中尊寺と同じ数。こんな小さな神社に、どこからそんなに人が来るんだろう、と地元の私は不思議で仕方がない。
樹齢1000年を越えるという杉の木に囲まれた神社は、とても神秘的で荘厳で、更に雪が加わることでその威厳が増し、何とも言えない穏やかな気持ちになる。大人になってから引っ越してきた地だが、私はこの神社の空気がたまらなく好きだ。

足が悪く、凍った階段を上がれないおじいちゃんからお賽銭を預かり、お参りをするお兄ちゃんと私とザウルスたち。おじいちゃんと付き添いのおばあちゃんは、階段下の焚き火の脇で私たちが戻るのを待っていた。
合流して、みんなで火に当たりながら、甘酒を飲んだ。寒い寒い雪の中、この甘酒を飲むのがいつもの楽しみだ。

みんなが甘酒を飲んでいる間、お気に入りの風景を撮りに、再び社殿脇へ。
まるで水墨画の世界。
たくさんの人がお参りに来ているのに、本当に静かで、本当に美しい。


人が通るところ以外は、雪かきがされていない境内。
自分の体に積もる雪も気にならないほど、風景に見とれてしまう。
手水も凍るほどの寒さの中、しばし寒さを忘れて眺めた白の世界。

甘酒を飲み終え、さぁ帰ろう!という時にはもう、みんなの体に雪が積もっていた。北国の人は、雪では傘を差さない。今日のお参りでも、傘を差している人は数えるほどだった。
家に帰って、暖かい飲み物で体を温める。
明日、東京に戻る私は、今日のうちにお土産を買って東京に送れば明日の夜には荷物を受け取ることができる。 「こんなに雪が降っていなかったら、はなまき空港にお土産を買いに行けたのに」 という私の声に、お兄ちゃんが 「いいよ、乗せてってあげるよ」 と言ってくれた。それを聞いて、雪で外出ができないと思っていたザウルスたちは大喜び!お言葉に甘えて、車を出してもらうことにした。空港でお土産を買って発送し、雪の中で離陸する飛行機を見て、家に帰った。


夕方までゆっくりし、みんなで夕食。順番にお風呂に入って、のんびりした。お兄ちゃんとザウルスたちも明日帰るため、荷物の整理をしている。一気にみんなが居なくなったら、じいばあは寂しいだろうな。。。



姉ザウルスと一緒にお風呂に入って上がったあと、妹ザウルスから 「この中から1枚選んで!2枚でも良いよ!」 と言われた。何?と聞くと、手作りの占いだという。今朝行った神社でおみくじを引いたので、それを真似て作ったのだろうか。
おせち料理が入っていた器を分解し、それで札を作って絵を描き、文章を紙に書いて貼ったようだ。本当に、妹ザウルスは職人だ。将来は手に職系の仕事がいいのでは?とおばバカの私は本気で思っている。本人はピアニストになりたいそうだ。おばの心、子知らず。
私は写真中段右端の家の札と、下段左下のドクロ札を選んだ。


【小吉】 
おとぎ話の絵本を続けて11冊読むと、いいことが・・・。


なぜ11冊なんだ?ザウルスよ!札に描かれた絵が上手だ。


【大凶】
ブラックホールに要注意。思うように上手くいかず、ダメになるかも・・・。


ブラックホールの意味するところは?ダメになるって・・・。恐るべし、小学2年生!

面白そうなので、他の札も見せてもらった。小学2年生が考える占い。なかなか奥が深い。。。









小学生って、面白いなぁ。私が小学2年生の頃って、こんなこと考えついたかな。DSをやったり、パソコンをいじったりしているザウルスは違うねぇ。。。
そんなザウルスたちと居られるのも今晩だけ。今日は、じいばあとザウルスたちと、みんな一緒に雑魚寝するんだー!


志和稲荷神社   あまり大きくありませんが東北屈指の古い神社で、とても静かな場所にあるお稲荷さんです