池上梅園 (大田区)

久々の晴天休日。早起きして窓を開け、お掃除→お洗濯と張り切る、張り切る。バタバタの毎日が続いていたので、クリーニング行きの服は溜まるし、コンタクトレンズの在庫は無くなるし、お鼻をかんだらティッシュが最後の1枚だし。オリンピックの女子フィギュアスケートも気になるが、うーぅ、こりゃぁ商店街へ出動せねばっ!
でも、このポカポカ晴天。それだけではもったいない気がして、買い物の前に近場の池上梅園へ梅を観に行くことにした。


池上梅園は大田区の施設で、池上本門寺の西側にある丘陵斜面を利用した庭園。
パンフレットにはその歴史が書かれており、『紅梅を中心に植林・拡張をすすめ、現在では大田区の区花である梅は370本(白梅150本・紅梅220本)を数えるまでになりました。毎年一月上旬の蝋梅から三月中旬の八重揚羽まで2ヶ月にわたり、30種類あまりの梅を楽しむことができます』 とのこと。
池上梅園の入り口に立つと、その奥に素晴らしい梅の丘が広がっているのが見える。周りの人たちも、入り口で立ち止まり、うわぁ!という声を上げていた。まさに今が見ごろだよー!と梅の木々が呼んでいる感じだ。


これが、その梅の斜面。素晴らしい!口からは 「うわぁ!」 という音しか出ない。言葉を使って表現ができないのだ。白・紅・うすいピンク。何て可愛らしい色合いなんだろう。
平日の昼間ということで、デイサービスや老人ホームのお年寄りたちがたくさん居た。車椅子を押す職員の方も、乗っているおじいちゃんやおばあちゃんも、みんな笑顔で花を楽しんでいた。丘の下からのこの眺めがいちばん見事なので、車椅子でも充分、楽しめる。大人の入園料は100円だが、区の施設なので、65歳以上の方や6歳未満の子供、身体障害者手帳所有者や介護人などは無料となっている。


一眼レフを提げた人もたくさん居て、この写真左下に移っている枝垂が人気を集めていた。この辺りは紅梅が多く、鮮やかな色と青空のコントラストが素晴らしかったぁ。
めずらしい梅の幹には名前が書かれた札が掛けられている。パンフレットに 『梅の名称はその愛好家が名づけたもので、現在300種類余あるといわれていますが、当園では約30種類がご覧になれます』 と書かれていたが、とても覚えきれない!野生の原種に近い野梅系、杏との中間種の豊後系、紅梅系と主に三系統に分類されるそうで、そこからまた細かく分類される。細かいことは分からないが、見ている人を幸せにしてくれるということだけはよく分かった。

たくさん撮った写真の一部。花を接写するときには思いっきり深呼吸をして、その香りを体いっぱいに吸い込んだ。自然にしか存在しない、魔法の香り。



園内の梅の木の中でも、その枝ぶりが見事だったのが、この和室前の木。写真左下から右へ伸び、その幹は支えられながらも見事な花を咲かせていた。
奥に見える和室は静かな催しもの(茶会・句会・クラス会など)であれば、利用することができる。園内には他に2棟の茶室があり、同様に利用可能。大田区の公共施設利用システム 「うぐいすネット」 で申し込みを受付けている。梅だけでなく、50本の牡丹や800株のつつじなど季節ごとに楽しめるので、こういう施設を利用して集まるのも素敵だな。
とにかく今日の晴天と素晴らしい梅の木々に感謝!感謝!の午後となった。

去年は、お隣の本門寺の桜に大感動した私。もうすぐまた完全個人企画 「エブリデー・さくらデー キャンペーン」で会えるんだなぁ。去年のキャンペーンで個人的にナンバーワンだった 『笹部桜』 に早く会いたい。あー、楽しみ、楽しみ!
今日の日記はPC画面がキキララみたいな配色で可愛いなぁ。春ビームがいっぱい出てるぞー!


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