立川談笑 月例独演会 其の100回

風の強い日。今日は、職場でも窓を全開にするほど暖かかった。同僚Cちゃんとランチに行く時は、上着も不要だった。
そんな今日、2ヶ月ぶり立川談笑さん独演会。定時に仕事を上がってからだと間に合わないので、少し早めに上がらせてもらって会場に向かった。


今日の談笑さんの独演会は、記念すべき100回目!
そのうち、私が観たのは何回かなぁ。それほど回数は多くないと思うが、通った期間だけは長い気がする。もっと前からこういう日記をつけていたら、振り返って楽しめたかもなぁ。
何はともあれ、目出度い目出度い!今日はいつもより、会場の空気がフワフワしているような気さえする。広小路亭や日本橋亭、国立演芸場と談笑さんと共に会場を移動し通ってきたご贔屓さんたちが、今日も次々と席に着く。
静かに出囃子を待つ時間が、たまらなく好きだ。そして今日も、ギャハハな出囃子とカラフルな照明の中、談笑さん登場。

今日の三席は、『豆や』 『猿の夢』 『三軒長屋』 。なかなか落ちずに苦労してたなぁ、談笑さん。それがまた面白かったりするんだけど。今日は枕が短くて、ちょっと残念。

今日の 『豆や』 の顔芸(?)は凄かったなぁ。かなり笑わせていただいた。落ちずについ、笑ってしまう談笑さんとそれを見て笑うしかない会場。二度とやらないかも!と言っていた。100回記念らしい記憶に残る一席だった。その流れで早々に 『猿の夢』 へ。こりゃまた落ちに苦労する談笑さん。。。
『三軒長屋』 を終えたあと、どうしてもこれをやりたかった、という話をしてくれた。今日は体を張って胸を強打するほどの熱演だった。この話は外せないせりふが多く、自分の噺にするには苦労したそうだ。元の通りだと山場がはじめの方に来てしまうのだが、それをもっと後半で盛り上げるように工夫したそうだ。


そして100回記念ということで、手ぬぐいを作りました!と広げて見せる談笑さん。
過去の演目がずらりと並ぶデザイン。おー!とつい声が出てしまった。
「帰りに是非、お買い求めを・・・いくらだっけ?」 という談笑さんの言葉に 「やったー!買って帰るぞ!」 と思ったところ 「ウソです。今日は記念にみなさんに差し上げます」 とのお言葉。拍手が起こる会場。わーい、わーい!


じゃーん!良いっしょー!!
最初に書かれている演目は 『三軒長屋』 だ。


左から2行目のいちばん下にある 『漫談/家元』 。談笑さんは、この時のことをチラッとお話してくれた。
広小路亭での独演会に家元(立川談志)が楽屋に来て、「野末陳平と待ち合わせをしている」 と言ったそうだ。結局、家元にも漫談をやってもらったのだが、「俺の独演会は老人の待ち合わせ場所じゃない!」 と思ったとか。広小路亭から日本橋亭に変えたのは、このせいだ!と言って笑わせていた。


明日は休みだし、今から手ぬぐいをじっくりと眺めて楽しもうっと!


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