池上本門寺の桜

昨日とは違い、曇天で肌寒い朝。以前から約束していた友達と、池上本門寺の桜を観に行った。去年、池上本門寺に行ったのは4月7日。晴天&満開ジャストだったが、今年は満開を少し過ぎていた。ちょっぴり残念。



境内の立派な桜の木々は、いっぱいに花を咲かせていた。これは、鐘楼堂のとなりの大木。鐘楼堂は桜並木の反対側にあるため、境内でもあまり人が向かわない方にあるが、この桜の木があることでみんなの足を向かわせていた。
池上本門寺は高台にあるので、天気が良ければこのバックは真っ青なはず。今日は真っ白で、うーん残念!


これが、私が楽しみにしている笹部桜(ササベザクラ) 。この桜を初めて観た時の感動は、何年経っても覚えている。色んな桜を観てきたが、これほど美しい桜はない!と今でも思う。白の美しさ、気品漂う花弁、優しい色の雄しべと雌しべ、白い花に透ける柔らかい色のがく片、何もかも品があって美しい。カスミザクラとオオシマザクラ系の交配種ということなので、美しい白に納得。『吉野桜が木綿ならば、笹部桜は絹である』 と言われているそうだが、本当にその通り。
天気が良くなかったので白がイマイチだが、漂う品のよさは健在だった。去年のように青空だったらなぁ。


桜と五重塔
今日は年に一度のご開帳の日ということで丁度、私たちが到着したときに扉が開いた。塔の左下、扉が開いているのだが、この写真だと少し分かりづらいかな。
お経が始まり、桜を観に来た人たちもたくさん集まった。お経が終わると、お坊さんから五重塔の説明があり、みんな熱心に聞いていた。最後に、今日しか売らないという1000円のキーホルダーの売り込みもあり、「商売上手ねぇ」 と少し興ざめした私たち。



ご開帳!


敷地内の桜のトンネルを歩いていたとき、友達が 「あそこ、見て!かわいいよ」 と私に言った。ん?なんだ?と思って見上げてみると、電線に鳩がずらーっと並んで止まっていた。しかも、みんなが桜の方を向いて止まっている。
「鳩のお花見?」 と言いながら、ギャハハハと笑った。その後姿が可愛らしくて写真を撮ったのだが、小さいデジカメではなかなか上手く撮れなかった。お尻(尻尾?)が並ぶ姿は本当に可愛かったなぁ。
実は、桜の木の中にも三羽いるんだけど、分かるかな?


展望台から観た五重塔と桜。
朝から曇り空で残念な気がしていたが、横に流れるように入った雲の筋が幻想的で素敵だったぁ。もちろん、青空だったらコントラストが素晴らしかったとは思うが、曇りには曇りなりの良さがあるんだよね。
しばらくボーッと眺めていたが、ずっと観ていても飽きることのない景色だった。

また来年の桜シーズンには、笹部桜を観に来よう。その時は、どんなお天気かな。晴天でも曇天でも、桜そのものの美しさは変わらないんだよね。
それにしても今年、東京の桜シーズンは晴天が少なすぎるなぁ。。。


・・・今日の重量【前日比0kg、基準日比−0.6kg】 ← レディース前は頑張っても減りませんなぁ



日蓮宗大本山 池上本門寺