あーあ・・・

今日の東京はイイ天気だったが、せっかくの休日なのに、私の予定は病院×2。
ひとつは先日、おさらばした大学病院から受け取った紹介状を持って行かないと薬がなくなってしまうので、仕方なく行くことになった病院。もうひとつは、最近酷くなった腰痛と股関節痛のための病院。


午後イチで、とりあえず近くの小ぶりな病院へ紹介状を持っていった。初めて行った病院だったが、やはり大学病院と比べるといろいろと目に付くことばかり。ま、書くと落ち込みそうなのでふれないでおくが、今度のドクターにはガッカリ。
診察のあいだ結局、一度も目を合わせて話すことはなかった。ドクターは、カルテと紹介状と血圧計しか見ておらず、私の方を向いたのは聴診器をあてたほんの数秒間だけ。しかも目は合わせず。こんなドクター、イヤだぁ!
病院選択、誤ったかなぁ。とりあえずお薬をもらうことができたので、また次に考えるとしよう。


次に電車で一駅移動し、整形外科へ。以前、腰のヘルニアで行ったのは4〜5年前だったかな。その時の診察券を持っていったのだが、カルテを見つけられなかったらしい。初診扱いされた。

ここのおじいちゃんドクターは血液の研究を続けている人で、独自の研究結果を元に診察・処方をする面白いドクター。最初は必ず採血があり、赤血球や白血球の状態をPCモニターに表示しながら説明し、帰りにはその画像を持たせてくれる。今日も他の患者さんと一緒に強制的に血液の講義を30分も受けた。
ちなみにこれが今日の私の血液。いっぱいあるドーナツみたいなのが赤血球で、所々にあるぼんやりした丸が白血球。左の写真の青い丸で囲まれている白血球より少し小さいぼんやりな丸がオレンジ細胞。これは自然治癒力を使っている時に出来るそうで、いま私の中でどこか悪く、自然治癒力を使っている最中、という証拠らしい。うーん、自分の体の中が見られるって不思議。

そうそう、このおじいちゃんドクター、患者があれこれ文句を言うと大声で怒鳴ることもある。でも、診断はしっかりしているし、痛みを理解してくれるし、ブロック注射も上手にやってくれるので、私は好きなドクターだ。話が長いのだけがちょっと困るんだけど。。。


で今日の診察。
症状を説明したところ 「痛そうだねぇ。とりあえず股関節と腰のレントゲンを撮ってきてからまた、診察しよう」 と言われた。レントゲンを撮り終え、診察室内で待つ。ここは小さい病院なので、先生の声はカーテン越しに丸聞こえ。他の患者の診察の声まで聞こえてしまうほど。ま、仕方ないか。


次に私の順番になったので、看護師さんがレントゲン写真を光の出ているボードに4枚、パシパシッとセットしたのが見えた。先生が私の名前を呼び、レントゲン写真を見るなり看護師さんに 「これ、彼女の写真じゃないだろっ!」 と声を荒げた。 「いえ、Aさん(私の名前) のレントゲンです」 と看護師さん。それでもおじいちゃんドクターは 「違うだろ!よく見ろ!」 と怒鳴る。私はひとり取り残され、 「???」 な頭で診察室に座ってそのやりとりを見ていた。
そのやりとりの意味が、その後のおじいちゃんドクターの話で分かった。。。


私の腰は、ボロボロらしい。
正面から見ると面白いようにクネっとカーブを描いているし、骨と骨の間も酷い状態とのこと。
おじいちゃんドクターに 「この写真だけ見たら60歳ぐらいの腰だよ。Aさん、何歳?」 「えーっと3●歳です」 と言うと 「あー、可愛そうに。これ、酷すぎるよ。酷すぎてどうしたらいいか分からないよ」 との宣告。ガーン!!
「これじゃ、痛いだろ?」 とおじいちゃんドクター。ま、だから病院に来たんだけどね。 「今までのヘルニアとは違う痛み方なんですけど」 と言うと 「これじゃ、何をやっても痛いよな。可愛そうに。腰全体が慢性のヘルニアみたいなもんだよ」 とのこと。ガーン!!
今日は遅い時間だったので、別の日にMIRを撮ってから、どういう治療をするか決めることにした。とにかく今は何もしてあげられない、と珍しく弱音を吐くおじいちゃんドクター。 「いやぁ、困ったなぁ。困ったなぁ。どうしようかなぁ」 を連発する。こっちも困ってるんだよー、おじいちゃん! 「MRIを撮って、どこがどれだけ悪いか見てみないと・・・困ったなぁ」 だって。どれだけ悪いかって、そんな恐ろしいことを!痛いだろう、と同情してはくれるものの、本当に治療法が見付からない様子。
結局、今日はブロック注射も脊髄注射もしてもらえず、気休めの投薬のみとなった。


そして股関節。これがまた困ったことに。
私の股関節は両足とも、非常に"はまり"が浅いそうだ。足の骨を覆っている部分が覆いきれておらず、 「あと1センチずつ足りないんだよなぁ」 とおじいちゃんドクター。足りないって言われても、今さら育てることは出来ないよー。ガーン!!
今、痛いのは左足の股関節だけだが、いずれ右足もそうならないとも限らないらしい。


その後、看護師から受けた日常生活での注意事項が、こりゃまたビックリ!
・膝を90度以上、深く曲げない。正座は禁止。
・階段の使用禁止。エレベーター、エスカレーターを使うこと。
・洋式トイレを使用すること。和式は使用禁止。
・1回に30分以上の歩行をしないこと。
・体重を増やさないこと。
・起きている間は、腹帯を巻くこと。
・靴は3〜5センチの踵がある大きいもの、つま先の広いものを選ぶ。ペタンコ靴、スニーカー禁止。
・ランニング・ジョギング禁止。
・ガニ股で歩く。
・自転車・スクーターは禁止。
・柔らかいベッドは禁止。畳の上に敷布団が良い。
・2キロ以上の物を持ってはいけない。
など等、 「えー、おばあちゃんじゃん!」 というコトばかり。はー、本当に酷い状態なのねぇ。。。どうしよ。


ひとつだけ、おじいちゃんドクターの可愛い一面が見られた場面があった。酷くならないためにも体重を少し落とした方がいい、という説明をした時のこと。
他の待っている患者さんに自分の声が丸聞こえだと分かっているので、おじいちゃんドクターはメモ用紙に 『体重』 と書き、 「あと、これね。減らすように」 と聞き取れないほどの小声で言った。カワイイぃー、おじいちゃんドクター。


さぁ、MRIはGW明け。どれだけ酷い状態が写るんだか。おじいちゃんドクターは 「MRI撮ったら全部あげるから、それ持ってどこにでも行っていいから」 と言った。さじを投げられたのか?大病院でないとダメなほど酷いってコト?もう、疲れていて何も聞かなかったけど、とにかく大変なことは間違いないらしい。手術だったら嫌だなぁ。でも、ずっと痛いのも嫌だなぁ。
明日からは、おばあちゃん体制での生活が始まるのかぁ。。。



・・・今日の重量【前日比0kg、基準日比−2.0kg】 ← 毎日、2時間歩いてから帰っていたあの日々には戻れない・・・