神代植物公園をお散歩

昨日の続き。
叔母の家でのんびりしていたところ、 「おじちゃんと植物公園に行ってきたら?」 と叔母が言った。何でも、ゴールデンウィークに叔父と叔母で近所の神代植物公園に行ったところ、牡丹 (ぼたん) や藤棚が満開でキレイだったそうだ。今年の春は寒かったので花が遅く、いつもは終わっている花たちが観られるとのこと。叔父が携帯電話で撮った写真を見せてくれたのだが、大きい牡丹が満開で素晴らしく、自分でも観たくなった。
歩いて15分ぐらいの距離なので、いつもはテクテク歩いていくのだが、今日は私の腰痛が心配だということで、車で出掛けた。申し訳ない!




まずは、ばら園脇にある藤棚へ。ちょうど見頃でキレイだったぁ。神代植物公園の藤棚は背が高く、藤の花の天井を見上げるような感じだ。2/3ほどがよく見かける藤、1/3ほどがこのあいだ川崎大師で見たような八重の藤。どちらも満開!


この大きい写真の藤は下の方がサーッと霞むように見えるところが美しい。八重の方は色が濃く、香りがとても強いので眺めるだけでなく香りも楽しめる。とにかく別世界!



こちらは、人の背丈ほどの藤。こんもりお山のように作られた藤棚は、すぐ近くで花を観られるのがイイ。ひとつの房にボリュームがあって、見応え充分!


次は、叔母おススメの、ぼたん・しゃくやく園へ。ところがっ!3日に満開だった牡丹は全てキレイに花が落ち、殆ど咲いていなかった。叔父が、このあいだ撮った写真を私に見せ、 「ほら、5日前はここがこんなに満開だったんだよ」 だって。うぇーん、残念。
ぼたんの次に咲く芍薬も、半分ぐらいは咲ききっていて、あまり残っていなかった。暑いぐらいの快晴続きだったし、恵みの雨も降ったし、喜んで咲いちゃったよねぇ。かろうじて残っていた芍薬を撮ってみた。芍薬は、私の手のひらぐらいの大きな花。とっても華やかだ。立てば芍薬かぁ。牡丹は木で、芍薬は草だということを叔父に教えてもらった。へぇ、初めて違いを知ったよー。

叔父は田舎育ちなので、植物のことに詳しい。一緒に植物公園の林の中を歩いていると、これは楢の木、これは赤松、など次々と木の名前を言い当てる。歩きながら、木のことや花のことをたくさん教えてくれるので楽しい。
そんな叔父に、 「牡丹も芍薬も殆ど観られなかったから、思いっきり咲いている花が観たいよー!」 と言うと、しゃくなげ園に行こう、と連れて行ってくれた。

うわぁー、咲いてる咲いてる!これがまた、私の背よりも大きい木だからビックリの迫力!この色の鮮やかなこと。花をよく見ると、ツツジ科というのがよく分かる。とっても良く似てる!
いろんな色の、ひと株が大きな石楠花 (しゃくなげ) がたくさんあって、隣の株に目を移す度に 「うわーっ!」 と声が出た。叔父はそんな私を見てニヤニヤ。


この石楠花は 『ローダーズ・ホワイト』 という名前だそうだ。
とってもキレイな白。何の色も混じっていない、白の中の白!という感じの色だった。太陽の光を浴びて、キラキラに光る花びらにうっとり。
花びらの淵のヒラヒラ具合は、他の石楠花よりも華やか。それにしてもホント、キレイな白だったぁ。


これもまた、石楠花。腰をかがめることも無く、私目線でそのまま撮った写真。自分の目線で、花がずーっと奥まで続いて咲いているなんて、贅沢な景色だわぁ。
濃い紫色の蕾と、花開いたあとの薄い紫の花びらのコントラストが素敵だった。


ここに咲いている石楠花のなかで、いちばん気に入ったのがこの花。白というよりもクリーム色。白木蓮のような色だ。
花びらに角が無く、クリーム色も手伝って、とても優しい感じの石楠花。静かだけど華やかで、とっても美しい。他の石楠花は、ヒラヒラと薄い感じの花びらなのだが、この石楠花は透け感がないからか、しっかり厚めの花びらに見えた。触ってみればよかったなぁ。
叔父に 「この間、ワイドショーで映っていた、エリカ様のブラウスみたいな石楠花だね」 と言ったら、あははは!と笑った。


今度は、つつじ園に移動。これまた、広い敷地に様々な色のつつじがいっぱい咲いていた。丁寧に手入れされたつつじは、ひとつひとつの木が小さなお山のようにポコポコと並んでいて、それは見事だった。近くで観るよりも、少し離れて観た方がポコポコの形や色が楽しめる。
つつじは見頃を過ぎていて、白いつつじなんかは花びらの先が茶色っぽくなっていた。それでも蛍光色のように光る緑の葉で楽しめた。叔父博士によると、つつじは花や葉が小さく、葉は蛍光色のように鮮やか。さつきは花も葉も大きく、葉は濃い緑色、とのこと。へぇ、それも今日、初めて知ったよ。


こちらが、さつき。花が大きく、葉もつつじの何倍も大きくシュッとしている。そっかぁ、今まで 「このつつじ、花が大きい!」 と私が言っていたのは、さつきだったのかぁ。恥ずかしい。。。
この間の川崎大師日記も、 『つつじ』 じゃなくて 『さつき』 に書き直さねばっ!そういえば、 『モクレン』 と 『コブシ』 も、よく区別がつかなくて間違ってたなぁ。未だに自信が無いけど。
お花の世界は奥が深くて難しい。でも、覚えると本当に楽しい!お花を見たときに、 「あ、●●だっ!」 とすぐに名前が言えるようになりたいなぁ。花の名前に詳しい女性って素敵だもんね。

また、違う花の時期に、叔父博士と一緒にお散歩に来ようっと。帰りにたくさんの木の名前を教えてもらったが、覚え切れなくて。もっと、田舎に居る時に自然に興味を持っていれば良かったなぁ。田舎では、お金を払わなくても、そこに木や花があるのが普通だったから、特に意識なんかしてなかったもんなぁ。いま思えば、贅沢な環境にいたんだ。
あー、田舎に帰りたくなってきたぁ!



神代植物公園   もうすぐ咲くバラの時期は最高です!

・・・今日の重量【前日比0kg、基準日比−1.6kg】 ← 明日から、真面目に取り組みます。