美人の招き猫

今朝はイイ天気。本当に暴風雨になるの?っていうぐらいの青空。休みなのでおじいちゃんドクターのところにいこう、と朝一でお洗濯をし、ふーっとひと息ついたところで横になったのがいけなかった。そのまま眠りに落ちたようで、目が覚めた昼過ぎには外は曇り空、いまにも雨が落ちてきそうになっていた。今からおじいちゃんドクターのところに行ったら帰りは雨かぁ、と思ったら外に出る気が失せ、部屋の片付けをすることにした。ま、今日は痛みも少ないし、一昨日行ったばかりだから注射もいいや。
しばらく手を付けていなかったゴミゴミエリアに捜査のメス。あー、捨てられないけど使っていないものばかりだ。困ったなぁ。捨てられないけど置いておく場所もないよ、という雑貨がいっぱい出てくる。そんな中から、懐かしいものが出てきた。


4年前、大学の時の仲良し4人で旅行した時のものだ。富山・岡山・山口・東京とバラバラになってしまった私たち。久しぶりに集まろう!ということになり、富山・金沢方面に旅行することになった。東京からひとり向かった私は、岡山・山口組より早く富山に着いた。富山のコが車で迎えに来てくれたが、あとのふたりが到着するまでには暫く時間がある。すると迎えに来てくれた地元のコが、 「L (私) が好きそうなコトをして時間を潰そう」 と民俗民芸村に連れて行ってくれた。


高台にあるそこは、木々に囲まれたとても静かな場所だった。その中にある施設 「とやま土人形工房」 で、土人形の絵付けができる。絵がスペシャル下手な私。それでも懲りずに毎年、年賀状にはその下手な絵で干支を描いている。もの作りや絵が好きな私のために 「きっと、楽しんでくれると思うよー!」 とテキパキと受付を済ませてくれた友達。



じゃじゃーん、招き猫ぉ〜! ← ドラえもん風。
土人形の工房で真っ白い招き猫を受け取り、黙々と絵付けをした私たち。何年かぶりに会ったのに、会話ナシ。無言なのに、すっごく楽しい〜!
富山のコも独特のタッチで絵を描くコ。カラフルで可愛い招き猫を描いた。私は美人さんの招き猫を描きたかったので、まつ毛を長く、前髪を留めてみた。まつ毛は女の命だからね!眉毛は、私が描く絵には必須。毎年の干支にもなぜか、必ず眉毛が描かれる。肉球は、きちんと指の部分まで描かないとね。首から提げたよだれかけみたいなものの模様は、大好きなチェッカー。もうちょっと細かいチェッカーにしたかったんだけど、筆で描くのは難しかった。体の黒い模様を見た友達は 「牛やん!」 と言って笑っていた。あれれ?ブチのつもりで描いたんだけど、確かに牛だなぁ。
工房の方が見本で何体か絵付けされた招き猫を置いてくれたのだが、友達も私も、見本なんかほとんど見ず、自分の絵付けに夢中!


こちらが後姿。確かに牛だ。おかしいなぁ。赤い首輪に汚れのように付いているのは銀のラメ。派手な女の子にしたかったので、銀の鈴を描いたあと、赤の上にもラメを散りばめてみた。うーん、可愛い!
工房の人たちは、時々様子を見に来ては、 「あらー、美人やね。まつ毛がある招き猫なんて初めて見たわぁ」 と笑われた。 「美人さんでしょ?」 と言うと 「あはは!」 とまた、笑われた。
出来上がりには大満足!連れてきてくれた友達には感謝!あとから合流した岡山・山口組には 「いいなぁ、私たちも行きたかったよー!」 と言われた。エヘヘ、早起きしたご褒美だもんねー。この写真、前髪が写るように少し上から撮っているので丸顔に見えるが、真正面からみると小顔で、もっとキリリとした姐御風なんだよねぇ。
その後は無事、4人で楽しく旅行。立山でいちばん高いところにあるホテルに泊まり、会話は尽きず、久しぶりに楽しい時間を過ごした。その後、金沢へ移動して遊んだあと、解散。翌年、山口のコが結婚式を挙げたのでまた4人が顔を合わせたが、その後は会えてないなぁ。みんな、元気にしてるかな。

汚れるのが嫌で箱に仕舞っていたから、福が来なかったのかな。ごめんね、狭い箱に入れっぱなしで。今日から、部屋に飾ることにしよう!いっぱい福を招いてちょうだいね。


富山市民俗民芸村   土人形の絵付けの他、陶芸体験ができる施設もあります。



・・・今日の重量【前日比0kg、基準日比−2.2kg】 ← 食べてもいないけど、歩いてもいないもんなぁ。