ふんどし草 (ふんどしぐさ)

数日前、 『何とかマン!』 に変身できる植物について書いたが、今日の通勤途中にも懐かしい草を発見し、頭の中は三丁目の夕日モードになってしまった。朝なのに、懐かしい黄昏モード。



それは、昨日の日記に書いたびわの木のある廃校の裏手にあった。土曜出勤でぼんやり歩いていたら、高い塀の上、ちょうど私の目の高さにボーボーに伸びた草が。「あーっ! 『ふんどし草 (ふんどしぐさ) 』 じゃん!」 とまた、ひとり心の中で叫ぶ。
田舎では、そこらじゅうに生えている草。都会でも空き地によく生えているので、気にも留めない草だ。それが何で今日は目に入ったかというと・・・その廃校の校庭では毎週末、小学生のサッカー教室が開かれている。今朝も、子供たちがたくさん集まっていた。監督・コーチの指導が良いのだろう、チャリが校庭脇にきれいに並んで駐輪されており、乱れのない気持ち良いぐらいの整頓っぷり。 「あー、チャリが並ぶこの景色、ポラロイドで撮りたいわぁ」 と思って眺めていたところで、ふんどし草が目に入ったのだ。 

「1本ください」 と校舎に向かって小声で言い、いちばん背の高い茎をポキッとやってきた。青い香りが、ふわーっと体に入ってきた。

ふんどしの作り方は簡単!草を縦長にした状態で、葉の付け根あたりを下に静かに剥がす。葉そのものは剥がれても、繊維というか薄い膜のようなものがあり、太い茎とは繋がって葉は落ちない。下の葉から上の葉まで剥がし続け、最後にに太い茎を横に倒すと完成!これを腰部分に当て、腰を振って葉をヒラヒラさせ、 「ふんどしー!」 と叫ぶ。ま、ただそれだけなんだけどね。
あれれ?これってよく考えると、お相撲さんのふんどし (まわし) っていうよりも、その前にぶら下がっている、さがりの方なんじゃないか?おままごとの時は、お店ののれんやお母さんのエプロンの代わりにして遊んだなぁ。子供にとっては 「のれん草」 「エプロン草」 って呼ぶよりも、 「ふんどし草」 って呼んだほうが面白いもんねー!ギャハハ!!

都会っ子に教えたら、草をポキッとやった時点で 「勝手に取っていいの?」 って言われそう。しかしコレ、正式名称は何ていうのかな?私たちは 『ふんどし草』 って呼んでいたけど、それじゃぁかわいそうだよねぇ。。。



・・・今日の重量【前日比0kg、基準日比−3.2kg】 ← お腹が治ると減り期も終わるのしらん?