「顔フォト」を撮ってみよう!

小さい頃、おばあちゃんちの天井の木目で顔に見える部分があって、すごく怖かった。トイレのドアにも顔に見える部分があったので、わざと見ないようにしていた。いま住んでいる私の部屋も、トイレドア前のフローリングに顔に見える部分がある。トイレの出入りの時には意識して床に目を落とさないようにしている。怖いんだもん。


いま、ギャラリー 『世田谷233』 と写真サークル 『233写真部』 との共催で、“顔フォト!コンテスト”を開催中だ。誰でも参加でき、携帯電話の画像でも気軽に応募できるフォトコンテスト。

● コンテストの目的


“顔フォト”は、缶ジュースのプルトップやマンホールの蓋など、目や鼻や口に見えるようなものがたまたま集まり“顔”に見えるモノや場面を撮影した写真です。私たちが気づかないだけで、実はいたるところに存在しています。そんな、普段は気づかないものを改めて意識する視点を持っていただき、日常をちょっと楽しくすることが目的です。


まだデジカメがこんなに普及していなかったころ、使い捨てカメラやフィルムカメラを常に持ち歩いていた私。顔フォトも結構、撮り溜めていた。あー、あの頃にデジカメがあったらなぁ、と古い写真を思い返す。
このコンテストのことは先日の京都旅行に行く前から知っていたので、相方の鉄子ちゃんに 「顔に見えるものを探しながら歩こう!」 と言っておいた。お寺や街中でも、常に顔に見えるものを探していた私たち。別に京都まで行って、そんなことばかり考えていなくてもいいのにねぇ。
「あれ?これってもしかして・・・」 みたいに偶然、見付かる顔ほど面白い。意識して探すと、なかなか見付からないものだ。このコンテストのことをちょっと頭の片隅に入れて街を歩くと、いつもの街でも違ったところに目が行く。楽しいよー。


例えば、定番(?)の、新幹線の座席テーブルの留め具。これ、ずーっとずーっと前から気付いて何度も写真を撮っている。気付いている人も多いだろうね。

これは、東海道新幹線・こだまのテーブル留め具。ちなみに東北新幹線もこのタイプ。
テーブルを留めた状態で撮ると可愛らしいおかっぱ頭の女の子に見えるのだが、こうやってテーブルを出した (留め具を横にした) 状態の留め具にしてみると、まるでロボットのような、号泣している女の子のような顔に見えて面白い。おでこの真ん中には“ほくろ”。
他には、どんな顔に見えるかな?



こちらは、東海道新幹線・のぞみのテーブル留め具。
最新ののぞみは、顔もおかっぱの女の子より角ばり、男の子っぽい顔になっている。
ヘルメットを被っているようにも見えるし、ゆってぃみたいにおでこに何かを巻いているようにも見える。鼻はわし鼻かなぁ。
NHK教育テレビでやっているパペット音楽番組 「クインテット」 に出てくるシャープさんにそっくりなんだけど、分かるかなぁ。

さぁ、締め切りまでに、面白い写真は撮れるのか!?応募は10/20まで!



顔フォト!コンテスト   応募作品を見ているだけで、ほわーんと幸せな気分になれますよ!