平成22年度 国勢調査

先日、夜の22時過ぎにインターホンが鳴った。 「こんな夜遅く、誰だろう」 と思って足音を立てないように玄関へ行き、ドアスコープを覗くと、年配の女性が立っていた。 「他の部屋に住んでいる人?うち、何かうるさかったかな?」 と思って部屋に戻り、インターホンで 「はーい」 と出たところ 「夜遅くすみません。国勢調査の用紙をお届けに来ました」 とのこと。
不動産関係の仕事をしているので、最近やたらと国勢調査員からの問い合わせが増えているなぁとは思っていた。 「あー、うちにも来たのね」 と思ってドアを開けた。


「夜、遅くすみません。なかなかいらっしゃらなかったので、こんな時間に来てしまいました」 と、とても丁寧な方だった。 「私も仕事で日中は殆どいないので、こちらこそすみません」 と言って用紙を受け取った。この建物で、私が住んでいるフロアーだけは単身用の住居だ。ファミリーのフロアーは在宅率が高いが、このフロアーだけはなかなか用紙を渡すことができず、調査員の方も困っていらっしゃる様子。 
「両隣の方にお渡しできていないんですけど、いつ頃だといらっしゃるんでしょうか」 と聞いてきた。 「うーん、こっち側は夜の12時近くないと帰ってきませんね。こっち側はわりと居ますけど、朝に帰ってきたりすることもあるので、もしかしたら昼間は寝ているかもしれませんよ」 と答えた。調査員の女性は 「そうですかぁ、電気が点いているんですけど、出て来られないんですよね」 と困っていた。確かに、インターホンが鳴って知らない人が立っていると、私もなかなか出ないもんなぁ。



書類を受け取ってから数日。会社内でも 「国勢調査、回答した?」 という話題もチラホラ。腰を痛めた金曜日も、その話題になった。 「うちは調査員が引き取りに来たよ」 「郵便で出したよ」 という同僚に、 「え?みんなネットで回答したんじゃないの?」 と言うと、逆に 「え?何ですか?ネットって」 と言われた。 「調査員が、 『忙しかったらインターネットでも回答出来ますから』 って言ったよ」 と言うと 「(一同)えー!?」 だって。どうやらインターネット回答が出来るのは東京都だけだそうだ。その場に居た同僚たちはたまたま、埼玉在住の人だらけだったもんね。
で、さっき、インターネット回答を完了した。所要時間6分。こりゃ、便利だね。次回からは全国対応できると回答率も上がるんじゃないかなぁ。