立川談笑 月例独演会スペシャル 其の107回 銀座夜話2DAYS 2日目


昨日の日記の最後に 「あぁ、明日の聖天山が観られないのが残念でならない。。。何とか仕事を休めないものだろうか。。。」 と書いた。そして今日のタイトル。そう、行ってしまった。
今朝の通勤時間、頭の中は 「何とか行けないかなぁ。当日券はあるかなぁ」 ばかり。どうしても、談笑版 「真景累ヶ淵」 をもう一度、聴きたい。携帯電話の乗り換え案内で会社から銀座・新橋への最短ルートを調べ、 「よし、当日券があったら、お仲入り後からでもいいから行こう!」 と決めた。昼、夢空間に電話をして聞いたところ、当日券があるとのこと。よっしゃー、行くぞぉ!早く仕事を切り上げるため、昼ご飯もデスクで食べながら30分弱で切り上げた。


そうそう、昨日は興奮のあまり、いつものゴメンナサイ事項を書き忘れちゃった。私は評論家でもないし、落語通でもない。ただの 落語好き。ここに書いているのは自分用記録なので、あしからず。実は昨日も 「談笑 真景累ヶ淵」 などの検索で覗いた方々がとても多かったようで、本当に申し訳なくて。談笑さん人気って凄いんだなぁ、と改めて実感。


日中、緻密な分単位のシミュレーションを繰り返したおかげで、無事に開演前に博品館劇場到着。ナビタイムばりの優秀さだ。当日券だから、席は後ろの方。やっぱり前の方で観るのとは全然、違う。チケットは早めに取ろう、と反省。

出囃子はモンティ・パイソン。 「昨日は反省、反省、また反省。さんざん反省した」 と談笑さん。昨日の円朝噺のことだ。そうかぁ、私が引き込まれて夢中になった噺は、談笑さんには満足の行く出来じゃなかったのか。あれだけの長い噺を一席にまとめあげた技量に感動したが、もっと凄いものになる可能性がいっぱいってことなんだなぁ。ますます今日の噺に期待がかかる。
昨日と同様、前半は好きな噺をやらせてもらう、とのこと。今日は 「時そば」 と 「鮫講釈」 。どちらも、ノーマル版しか聴いたことがない人が観たら驚くね。こういう談笑版が好きだからみんな、通うんだけどね。遊びが盛り盛りの二席だった。


時そば」 の後、 「今日はぬけるなぁ」 と談笑さん。最近は、 「この噺はやらないだろうなぁ、と思っていた噺を無理やりやってみたりするようになった」 そうだ。そうそう、談笑さんもここで言っていたが、開演前の会場アナウンスが面白かった。 「携帯の電源は切りましょう」 なんて普通。博品館劇場ではプラス 「コンビニのレジ袋のカサカサ音は、意外と気になるものでございます」 更に 「ご夫婦の会話なども、意外と気になるものでございます」 だって。これには笑ったなぁ。確かに気になるけど、改めてアナウンスで注意されると、つい笑っちゃう。談笑さん、 「ここまで言われると、観るほうも困りますよね。 『隣がメモ取ってる』 とか」 と言った。そう、私はメモを取る派。ドキッとしたよー。 そして、 「私は自由に観て欲しいんですけどね。酒を飲んだり、タバコを吸ったりしながら観れたらいいんですけど、そんな会場を探すとなると、四畳半になっちゃうので」 だって。本当だねぇ。今日の前半戦みたいな落語なら、酒&タバコでダラダラしながら観たいなぁ。


お仲入り後は、いよいよ 「真景累ヶ淵〜聖天山」 。昨日と同じ、高座は濃紺に変わり、黒紋付の談笑さん登場。拍手が収まると 「昨晩の続きを申し上げます」 と談笑さん。会場から笑いが起こる。 「これが言いたかっただけなんですが」 だって。いやいや、噺は円朝さんだけど、今回は2夜だけだから。ぎゃはは!
今日も、もの凄い集中力で聴いた。会場全体が真剣に聴いてたなぁ。うーん、豊志賀から聖天山の間を一気にまとめるのは厳しいかなぁ。談笑さんが最初にまとめて説明したけど、昨日の豊志賀や元の話を知らないと、今日だけ観に来ていたら理解して楽しむのは難しいかもしれない。キャラ的にも豊志賀の方が面白いもんね。新さんがどんな男かを知らないと、楽しめないかな。
しかし、よくよく考えると、恐ろしい因縁話だ。また、チャレンジして欲しいな。できれば 「豊志賀、お仲入り、聖天山」 の会をやって欲しいわぁ。


それにしても博品館劇場、あの椅子は何とかならないもんかね。二晩で、腰痛悪化ですわ。
今日も有名人が来ていたが、名前をあげるのはやめよう。この間、赤坂ACTの家元出演イベントの日記で酷い目にあったし。インターネットって怖いよー。



・・・今日の重量【前回比−0.4kg、基準日比−2.4kg】 ← 秋は油断できません!