Cocco 60分 Special Live 「エメラルド」Tour 2010  Zepp Tokyo

待った、待った、この日を。アルバム 「エメラルド」 発売から聴きまくり、今月4日からはUSTREAMを毎晩見て、昨夜は 「あー、あしたは生Coccoに会えるんだぁ」 と興奮してなかなか眠れなかった。遠足前の小学生かっ!グダグダの自分を、Coccoに浄化してもらいたい気持ちもあった。2階席なので開演15分前にZeppへ。早く行ってガチャガチャをやったりグッズを買ったりしようかな、とも思ったけど、今日はそういうオマケはナシにCoccoの音だけにどっぷり浸かりたかった。
自分記録日記なので今回も最後にセットリストあり。これから参戦で見たくない方はご注意を。


今日は男子率が高かったような気がする。イイことだ。今日は、開演前のアナウンスから楽しませてくれた。ひと通りの注意事項の最後に 「エンジョーイ!!!」 って。一気に沸くオーディエンス。そして照明が落ち、ひとりずつファンからのプレゼントの花束を持ってバンドメンバー登場。そして白い花束を持ってCocco登場。やっと会えたー!もう、この時点で泣きそうだった。
真ん中のCoccoをぐるっと囲むように5人のバンドメンバーが並んだ。半円形でCoccoをサポート。


1曲目。ステージは真っ赤な照明。真っ赤なドレスに裸足のCocco。曲と色とCoccoの声がぴったり合って凄すぎて、涙が次々と出てきて止まらん。照明にドレスごとCoccoが溶けていきそうだった。
2曲目の曲は久しぶりに聴いた。この時期の曲が大好きなので、ステージのCoccoを見ながらも、昔のことを色々思い出していた。細い体でパワフルに歌いあげるCocco
3曲目、達身さんのギターが鳴る。このイントロだけで鳥肌が立つ。昔のCoccoが歌っていたこの曲と、今のCoccoが歌うこの曲、どう違うのかうまく言えないけど、やっぱり違う。人は弱いのか強いのか、答えは今回のアルバムに出ているね。
4曲目、堀江さんのキーボードが凄かった!歌うCoccoの左手の動きが流れるように美しくて見惚れてしまう。当たり前だけど、CDで聴くよりライブの方がずっとイイ!Coccoの声量に、心が痛くなる。そう、切なくなるというより痛くなる。この辺りまでずっと目はウルウルで参った。


5曲目のCoccoは、ステージでの海を泳いでいるようだった。見えない水を掻くように、両手を広げては体を前に倒すCocco。息をするのが苦しくなるくらい切なかった。そのまま泳ぎ疲れて消えていってしまわないか、と思ってしまう。改めてイイ曲だと思った。
6曲目。5曲目と同じぐらい見ていて切なかった。曲に魂が入りすぎて、Coccoが曲に連れて行かれる、というかさらわれてしまうんじゃないかと思った。すごく苦しかった。
7曲目の前にやっと、短いMC。会場からCoccoに呼びかける声がちらほら。 「 『あっちゃん』 『コッキー』 『番長』 、どれでもお好みで、宜しくおねげーします」 とCocco。7曲目でやっと、普通に息が出来るような空気になった。静かに熱く歌う姫。
8曲目では、会場の緊張の糸がゆるんだ気がした。堀江さんの起立してのピアニカ姿、可愛かったなぁ。いちばん最後に左手を高く上げ、人差し指を立てたCoccoに会場がうぉぉー!っと沸く。


9曲目の早口言葉もちゃんとライブでやるんだね。当たり前か。大変上手にできましたっ!
10曲目はバンドメンバーのリードで、会場全員の手拍子。楽しかったぁ。USTREAMのダンスが頭に浮かんで、にやけてしまった。2階席から1階の様子を見ると、USTREAMのダンスに少しだけチャレンジしている女の子がいたね。周りが誰も踊っていないから、すぐに止めちゃったけど、チャレンジしたあの子はエライ!
11曲目、またもや立ってタンバリンでノリノリの堀江さんがステキだった。両手を上げ、くるくると回るバレリーナCoccoもステキだった。赤いドレスの裾がふわーっと広がって、長い手足がきれいで。会場からも歓声が上がった。
12曲目と13曲目は懐かし曲。魂が声に溶け出してきているような感じだった。もう、文字で表現することができない。


14曲目は今日、いちばん聴きたかった曲。達身さんのギターで聴けて良かった。この曲が終わった後、Stardustの最初のキラキラな部分をピアノで弾きはじめた堀江さん。するとCoccoが鍵盤をたたいて邪魔をする。可愛いCoccoに会場も大ウケ。
15曲目はUSTREAMで大人気だったセクシーダンスが頭に浮かんだ。つい、手だけが、あのダンスを真似てしまう。8日間も毎晩、見たもんねぇ。そりゃ、覚えて踊りたくなるわな。1階スタンディングじゃなくて残念!USEREAMほどじゃなかったけど、Coccoのセクシーなダンスを見ることができた。
16曲目。さっきのCoccoの邪魔があったので、イントロを堀江さんが弾きはじめると、会場から笑いが起こる。ここでは、今日のバンドメンバーの凄さを改めて感じさせた曲だった。もの凄いメンバーだもんね。バンドの音が厚くて、それにCoccoの声が乗って、凄く良かった。
17曲目。ここでもバンドのぶ厚さが凄かった!それにも負けないCoccoの声量。圧倒されてしまった。達身さんと藤田さん、WのフライングVでカッコ良かったよ。


17曲目の終わりのセクシーな息遣いから、そのままの熱い流れで艶めいた18曲目。曲が終わって照明が落ち、真っ暗になったところでCoccoの声だけが聴こえた。 「さぁ、あっちゃんはどこでしょう?」 。会場から笑いが起こる。確かに真っ暗でどこに居るか分からなかったけど、徐々に照明が点いていくと堀江さんの奥に隠れる赤いドレスが見え、ここでまた笑いが起こる。メンバー紹介をするのだが、今日はバンド5人でジャンケンをして負けた人がMCをやろう!とCoccoが提案。堀江さんに 「仕切って!」 と言って、自分は堀江さんの横に座る。結局、ジャンケンで負けたのはG藤田さん。トークに苦労し、もう助けてー!という状態でバンド紹介へ。ステージ向かって左から、G達身さん、B高桑さん、D椎野さん、K堀江さん、G藤田さん。はーっ、豪華だわぁ。
そしてやっと、Coccoがステージの真ん中へ。Coccoは、こんなことを言った。 「いま、ふと思った。生きている間に、あと何回ツアーができるだろうか。1年に1回、アルバムを出してツアーをしたとしても50回もできない。実際、今回は3年振りだもんね。そう考えると、今っていうか今日が、とても大事に思えます。具体的な計画はないけど、 『またね』 って今日は約束をします」 と。 「いつも心配を掛けているスタッフやファンや周りの人たち、こーは元気だからね。ありがとう」 とも言っていた。泣いていた。


ここから19曲目、20曲目、21曲目と最後まで一気に歌い上げた。もう、バンドもCoccoももの凄いパワーで、ただじっと観ているしか出来なかった。動けなかった、という感じ。同じ空間にいるのに、ステージ上のCoccoだけが違う空間にいるように見えた。距離があったということではなく、崇高なもの、触れたら壊れてしまうもの、そんな近付いてはいけない存在のように見えた。シャーマンのようだった。


ツアータイトルには60分とあるが、これについてCoccoがMCで 「スタッフが心配して60分ってつけてるけど、Coccoは元気です」 と言っていた。終わってみると、120分のステージだった。幸せな120分だった。ありがとう、コッキー。
全員がステージを去ったあと、照明が点かない。アンコールは有得ないので、何だろう、と思っていたところ、USTREAMの予告映像が流れた。見てる、見てる、毎晩。USTREAMも今夜で最後だもんね。映像が終わり、拍手が起こった。最後のアナウンスではまた、笑いが起こった。
はーっ、終わっちゃった。。。そしてUSTREAMも終わっちゃった。。。脱力。。。


Cocco 60分 Special Live 「エメラルド」 Tour 2010】 11/11 Zepp Tokyoセットリスト (実際は120分)

01. ニライカナイ
02. 首。
03. 強く儚い者たち
04. Light up
05. 十三夜
06. カウントダウン
07. 4x4
08. クロッカス
09. のばら
10. カラハーイ
11. あたらしいうた
12. 焼け野が原
13. 樹海の糸
14. 三村エレジー
15. Spring around
16. Stardust
17. 眠れる森の王子様〜春・夏・秋・冬〜
18. 蝶の舞う
19. 遺書。
20. 絹ずれ
21. 玻璃の花



・・・今日の重量【前回比−0.2kg、基準日比−3.2kg】 ← 千里の道も一歩から。10キロのダイエットも200グラムから。