お昼休みに秋満喫!

今朝、家を出たときには雨が降っていたが、会社に着いてお昼休み前には雨も上がり、気持ちの良い青空が広がっていた。 「世の中のみなさんは休日を楽しんでいるのかなぁ」 と思うと、会社にジッとしていられなくなってきた。今日はお弁当を作って持ってきていたが、 「買い出しに行ってきまーす」 と言い、ぷらーっと外に出た。もちろん、デジカメを持って。


一昨日、kohnosukeさんの日記で美しい桜の赤い絨毯を見たときに、 「桜のキレイな場所は、いま真っ赤なんだー!」 と気付いたことを思い出した。そうだ、あのお寺に行こう!
向かったのは、桜の時期のランチタイムにお世話になる、威光山 法明寺。今日は、写真日記にするぞー!と足取りも軽い。



テクテク歩いて法明寺に到着。先ずは、この写真の山門をくぐり、本堂にご挨拶。本堂前の八重桜・関山の木を眺めていると、本堂の周りを竹ぼうきでお掃除している作務衣のような作業着姿の若いお坊さんがチラホラ。あ!そういえば、法明寺は若いお坊さんが何人もいて、いつも掃き掃除や草取りをやっている。
ということは落ち葉も・・・残念ながら正解。でも、大量の落ち葉を掃き切ることは無理なようで、けっこう残っていた。もしかしたら、私のように秋を求めて来る人たちのために残してくれているのかな。あ、さっきまで雨が降っていたから、お掃除はまだだったのかも。
ラッキー!



法明寺の本堂前には、桜以外にも様々な木々が植えられている。どれも背が高く、立派な木だ。
落ち葉も、赤い葉っぱだけじゃなく黄色っぽいもの、白っぽいものといろんな色が集まっていた。1色だけの落ち葉もキレイだけど、このカラフルな落ち葉たちもキレイだった。空気は冷たいのに、ここだけ賑やかで楽しそうに見えた。


本堂を後にし、山門を出たところの石段の落ち葉。
人工的に並べたら、こんな風にはならない。自然に木から落ち、風に吹かれ、そして今、こうやって散りばめられた落ち葉。
そして落ち葉の上には、さっきまで葉が留まっていた桜の枝の影。
ため息が出るほど素敵だった。


山門脇には、1匹のニャン。この辺りは、とても野良ニャンが多い。法明寺の辺りにいつも居るニャンのうちの1匹だ。近寄っても逃げない。 「今日は、ファミチキ持ってないの?」 と目が訴えている。ごめんね、今日は持ってないんだよー。
そんなニャンまでも演出している、鮮やかな色の落ち葉たち。


桜の時期にここでランチをするとき、時々お世話になる石。駐車場の脇になっていて、腰を掛けるのにちょうど良い。由緒ある石だったりして!?
雨上がりだし、日が当たらない場所なので、桜の落ち葉は殆ど湿っていた。でも、ここの落ち葉がいちばん、赤っぽい葉が多くてキレイだった。今度は、雨上がりじゃない時に来てみよう。


こちらは、山門脇にある安国堂の前の石段。
山門前の石段よりも古い感じがして、私はこちらの石段の方が好きだ。石の大きさが揃っておらず、歪んでいるところもあり、味があって良い。ここも、桜の時期には近所のOLさんたちが腰掛ける場所。桜はもちろん、他にも木があるので、いろんな落ち葉が混じっている。


この石段の上の方に、落ち葉が寄り添っているのを見付けた。
桜はもちろん、銀杏も紅葉も、いろんな種類の葉が寄り添っていた。乾き切っていない雨水の上に降ってきたのかな。
何とも可愛らしく、微笑ましい画だ。


これは何だろう。小さなお堂の脇に置いてあった。お水屋の名残りなのかな。石をくり抜いた部分に雨水が溜まり、落ち葉も沈んでいた。
水面には青空と雲、そして周りの木々が映っていた。あまりにも素敵で、しばらく覗いていた。後から来た老夫婦に 「何か生き物がいるの?」 と聞かれてしまった。たはは。。。


大きな桜の木が何本もある中に、銀杏の大木が1本だけある。幹はとてつもなく太く、その幹には苔が生え、ずっと昔からこの場所で育ってきたのだろう。
こんなにコンクリートだらけになってしまい、息をするのも苦しいだろうなぁ。とても辛そうに見えた。


伸びた枝を何本も切られながら、それでも銀杏の木は上へ上へと伸びていったのだろう。どのぐらいの背丈なのか分からないが、切られた枝の太さから、もの凄く逞しく成長してきたのがよく分かる。
人の勝手で 「通行の邪魔だから」 と切られ続け、それでも抵抗するかの如く上に伸びる銀杏。青空に映える黄色い葉が、余計に切なかった。


その銀杏の巨木が映る水溜り。
雨上がりに来て、良かったぁ。自然に感謝!


これは、法明寺のすぐお隣にある蓮光院のモミジ。
サーッと流れるような枝いっぱいに、上を向いた真っ青なモミジ葉。この枝の下に潜り、光を通した青く光るモミジ葉を見ていると、この場から離れたくないような気持ちになる。
もう少ししたら、この葉も色付くのかなぁ。


こちらも蓮光院の銀杏。青い空と白い雲に、黄色い銀杏の葉が映える。
この銀杏は、人が通る細い道の上を覆っている。歩きながら見上げた状態が、この写真。夏は日差しを遮ってくれ、秋は目を楽しませてくれる。いつもありがとう。


秋の紅葉、春の桜と季節毎に素敵な景色を楽しませてくれる法明寺。秋と春、似た角度の写真を並べてみた。春の方はお天気がイマイチだけど、まぁいいか。


【駐車場から見た山門】
 


【参道から見た山門】
 


【山門からの画  秋:山門から本堂、春:山門から参道】
 


秋を充分に楽しんで会社に戻り、15分で食事を済ませたらお昼休みが終わってしまった。私がこんなに充実したお昼休みを過ごしたなんて、同僚は誰ひとり知らないのだ。
イッシッシ。


威光山 法明寺   池袋駅から徒歩15分。ここだけ別世界が広がります。




・・・今日の重量【前回比+0.2kg、基準日比−3.8kg】 ← あれ?あれれ?あれれれれ??