年末年始休み7日目(最終日)・・・最低気温−9.3℃、最高気温−0.2℃ 晴れ・曇り

お休み最後の朝が来てしまった。1週間って早いなぁ。今日は上のお姉ちゃんが15時ぐらい、私がその1時間後ぐらいに実家を出る予定。ふたり揃って荷造りをしているので、何となくワサワサしていて落ち着かない。



田舎の寒さを忘れないように、とのことだろうか。今朝は帰省していちばん寒い朝となった。空気がいつもより更にバリッと冷たい。
お兄ちゃんの車の窓ガラスもほら、この通り。
自然からの、キレイな模様のプレゼント。


帰省してから毎日のように撮っていた、この風景。
今日は青空と白い雪のコントラストが見事だ。
また来年の冬まで、この雪景色はお預けなんだねぇ。寂しいなぁ。

今朝も朝ご飯のおかずは、大好きな玉子焼き。次の帰省まで、おばあちゃんの玉子焼きもお預け。これがいちばん、寂しいかな。ご飯のあと、おじいちゃんがコピーをして欲しい書類があるというので、ちびっ子たちを誘ってコンビニまで出掛けた。うー、今日は本当に寒いなぁ。



コンビニまでの国道脇の歩道は、人がひとり通れる分しか除雪されていない。道が細いので、3人が1列になって歩く。通学中の小学生みたいで楽しい。
この写真だけ見ると分からないけど、この雪、実は私のヒザ上ぐらいまで積もっているのだ。足元は滑るし、ちびっ子たちは誰も踏んでいないところに足跡を付けようと大はしゃぎだし、保護者は大変!


無事におじいちゃんのお使いを済ませ、来た時とは違う道を帰ろう!と遠回りの田んぼ沿いの道を歩いた。
誰も足を踏み入れていない田んぼは真っ白。あー、雪が柔らかかったら、手を広げてバタッと倒れこみ、人型を作るんだけどなぁ。晴れの日が続いているから、表面がガチガチに硬いんだよねぇ。残念!
いま、雪があまり積もらない太平洋側の町に引っ越してしまったちびっ子たちは、久々の雪に大はしゃぎだ。 「あっちの友達がこの雪を見たら、すごく喜ぶと思うよー」 と言っていた。そういえば、私も太平洋側の町で育ったんだった!私が小さい頃は、もっともっと雪が降っていた気がするけどなぁ。


寒い朝だったから、除雪された雪山のてっぺんがキラキラでキレイだった。
コレ、上のお姉ちゃんが見付けたんだよね。わざと雪のあるところをガリガリ踏んでいたお姉ちゃん、急に立ち止まって 「ねー、見て見てぇ!すっごくキレイ!」 と大きい声を上げた。
何事かと思って手袋が指差す場所をみたら、こんなキレイなキラキラ。自然って、すごい!


「こっちもキレイだよー!」 「こっちの方がもっと光ってるよー!」 と3人がそれぞれキラキラ探しを始めた。
これじゃぁ、いつになったお家に着くんだかねぇ。うふふ。
下のチビは 「ねー、やっぱり雪の影の部分は青く見えるねぇ」 と言っていた。確かに青いね。発光しているような青がキレイで、3人でしゃがみこみ、ジーッと覗いていて楽しんだ。


「うわー、すごい高さ!」 と積まれた雪の前に立って高さを確かめるちびっ子たち。
この場所は、除雪車がブレードで持ち上げた雪が積まれた場所。下のチビは、てっぺんまで登ろうと頑張ったが、途中で諦めて下りてきた。せっかくだから山盛り感のある写真を撮ろう!ということで、モデルふたりに雪の前に立ってもらった。おぉ、やっぱりデカイなぁ。
田んぼと道路の間は、道なりにこの雪の山が続く。 「田んぼが見えないよー!」 と言いながら、この山に挑む私たち。
おいおい、腰痛が目を覚ますから止めたらぁ?私。


この後も雪で遊び、午後に上のお姉ちゃんが帰って行った。結局、仕事にならないPCを持ってきてしまったお兄ちゃんも、別のPCを取りに家に帰らなければならないため、お姉ちゃんはバスではなくお兄ちゃん運転の車で帰った。
この実家が大好きなお姉ちゃんは、いつも帰りに目を涙でいっぱいにし、無理やり笑顔を作って手を振る。それを見ながらおばあちゃんも、 「涙が出るぅ」 と言いながら手を振って見送る。
私のおばあちゃん(お母さんのお母さん)も年を取ってから、遊びに行った私が帰るときにはいつも涙を流していた。お母さんも一緒だね。この1時間後、私を駅で見送るお母さんは、涙を我慢しているような、何とも言えない顔をしていた。年々、寂しくなってくるんだろうなぁ。毎日の玉子焼き、ありがとうね。ホント、悪い娘だね。



東北本線盛岡駅に着き、新幹線の改札を通ると、もの凄い人の数!今日が帰省のピークだってニュースで言ってたもんねぇ。トイレは行列、お土産屋さんも人がいっぱいだ。お土産屋さんに、こんなドロップスが売っていた。岩手の三大麺 「冷麺」 「わんこそば」 「じゃじゃ麺」 味のドロップス!うへぇ、容易に味の想像がつくわぁ。リアル味なんだろうねぇ。じゃじゃ味は厳しそうだなぁ。結局、恐ろしくて購入せず。

駅の売店NEWDAYS盛岡駅では、上に南部煎餅が載っているよー!東京のNEWDAYSじゃぁ、有得ないね。ぎゃはは!

3人掛けの真ん中という悪条件の席だったけど、何とか無事に東京駅に到着。家に着いたら21時半前だった。はーっ、ちかりたぁ!


キャリーバッグの中身を取り出して片付けていたところに、メールが届いた。差出人は・・・私が毎日、心配している病気療養中の友人からだった。私がずっと待ち続けていたメール。嬉しくて嬉しくて、片付けを止めてメールを読む。同じ文面を、何度も何度も繰り返し読んだ。調子は悪そうだし、また入院もしてしまったようだけど、それでも私のためにメールを送ってくれたことが何より嬉しかった。このメールをもらえたことで、明日からまた元気な毎日を送ることができる。最高のお年玉をもらった。


すると10分ぐらいして、携帯電話が鳴った。何と!さっきメールをくれた友人からの着信だ。急いで出た。声を聞くなんて、何ヶ月ぶりだろう。入院中だから消灯時間までしか話せないけど、ということだったが、15分ぐらい話すことができた。あー、嬉しすぎて舞い上がり、自分でも何を言っているのか支離滅裂だったけど、とにかく声が聞けて安心したぁ。ちゃんと生きていることが確認できたんだもん。クリスマスもお正月も病院で過ごしたという友人。声もまだ出し辛そうだったけど、病院での生活をたくさん聞かせてくれた。


明日からまた、いつもの生活が始まる。1〜3月は仕事がいちばん忙しいシーズンだし、慣れない部署での仕事だから更に大変だろう。でも、今日の友人のメールと電話があったことで、全て乗り切れるような気がする。
病気の友人に元気をもらった。今度は私が元気を分けて上げられる側にならないといけないな。今年、最初の決意。さぁ、今年一年、元気を与えられる人間になれるよう、頑張るぞー!