立川談笑 月例独演会 其の110回

先週、中野での 「新春談笑ショー」 のチケットを取っていたが疲れて起きられず、チケットを無駄にしてしまった。今日も昼過ぎまではグズグズしていたが、えいやっ!で起きて永田町に向かった。

月に一度のお楽しみ、談笑さんの月例独演会。仕事の忙しい2月〜4月は行けないので、今日は楽しまないとっ!
国立演芸場は今月後半から来月いっぱいまで工事のため休館するそうだ。設備関係の工事のようだから、私が大好きなこの入り口の構えは変わらないでいてくれるのかな。
夜の会の、この提灯や赤くて丸いたくさんの提灯が大好きだ。今日みたいな寒い夜は、この灯りが見えるとホッとする。飲み屋の赤提灯かっ!


建物の入り口もホールの入り口も、未だ正月飾りがあった。
私にとっては今年に入って初の落語会だったから、嬉しかったぁ。
赤じゅうたんに正月飾り。ザ・演芸!っていう感じだね。


今日の演目 『不精歯科』 『薄型テレビ算』 『火焔太鼓』 『鰍沢』 。
出囃子が聞こえ、どん帳が上がったあと高座後ろの襖が開けられ、両手を広げた談笑さんが両手を上げて登場!バックの映像は登る朝日。笑ったぁ。今日はWOWOWのカメラが入っていた。 『談志の遺伝子』 という番組を作っているそうで、弟子たちの撮影をしているとのこと。そういえば志らくさんも自宅にカメラが入るとつぶやいていたけど、それもこの番組なのかな。談笑さんの自宅にもカメラが入ったそうだ。放送が楽しみだなぁ。
今日の独演会は何と4席。いつもより1席多くてトクした気分。 『不精歯科』 、こういうテキトー荒くれ人間が主役の噺で、舞台が蒲田って。ま、そういう町ですけど。こんな歯医者、ありそうだもんね。 『薄型テレビ算』 は、何度聴いても面白い。今は笑って聴けるけど、最初のうちは私も、騙されている店員側の脳ミソだったからねぇ。 『壷算』 を知らない若い人が聴いても面白いだろうねぇ。


『火焔太鼓』 に入る前に談笑さんは、独演会に来る前の話をした。もうすぐ発売される本 『談志が帰ってきた夜』 がひと足先に届き、それを一気に読んでから来たそうだ。家元の病中記もそのまま載っているそうで、読んで良かったのかどうか、読まないで来た方が良かったかも、というようなことを言っていた。きっと好きな噺だと思う、と言って入ったのが 『火焔太鼓』 だった。もう、顔芸に近い熱演で、笑いながら見入ってしまったなぁ。
お仲入り後は 『鰍沢』 。シーンと静まり聴き入る会場。それを嫌うかのように時々、談笑さん特有の笑いを入れてくれるのだが、それでもすぐに静まる会場。良かったなぁ、鰍沢。人情噺で締めた今日の会は、落語会の王道のような流れで、今年の初落語会だった私は大満足!


仕事が繁忙期で暫く落語にも来られそうにないけど、今日の落語会のおかげで、春まで我慢できそうだ。次に談笑さんに会えるのは、桜が終る頃かなぁ。



・・・今日の重量【前回比0kg、基準日比−3.2kg】 ← 銀だこ行っちゃった!