デニールの恐怖

毎日、寒い。ずっと雨が降らない東京はカラッカラに乾燥し、乾いた風はとても冷たい。
スカートの時に履く肌色ストッキングも黒いナイロンタイツに変わり、更にそのナイロンタイツも50デニールから80デニール、110デニールと日々、厚さが増している。デニールとは糸の太さだそうで、数字が上がれば上がるほど、よりマットに分厚くなっていく。個人的には80デニールが好みだけど、寒さには勝てないもん。


そして今日はついに、リブ編みのタイツを履いて行った。もう、見た目がどうとか言っていられない。だって、寒いんだもの。
小さい頃、タイツが大嫌いだった私。 「リブ編みのタイツはぶ厚いからねぇ。足も太く見えるし」 と会社で言ったところ、同僚若手女子たちに 「何を言ってるんですか!温かさが全く違いますよー。女子はお腹を冷やしちゃダメですよぉ!」 と叱られたので意を決し、ストッキングよりもお高いリブ編みタイツを買ってみた。デニール換算すると何と、210デニール相当の厚さだそうだ。すごいぞー!


リブ編みタイツでブーツを履くと、うへぇ、キツイ!でも、もの凄く温かい!ナイロンタイツとは全く違う。感動!!
仕事中も、足元が冷えてレッグウォーマーのお世話になることもなく、快適に一日を過ごすことができた。こんなことなら、もっと早くリブ編みタイツにすればよかったなぁ、なんて思いながら。
仕事は繁忙期で、体はヘロヘロ。残業をして帰る頃には、ぐったり状態だ。目はもう、半分閉じている。遠距離通勤だから、会社を出る前にトイレに寄り、まだ残っている同僚に挨拶をして会社を出た。


電車に乗って30分ぐらいしたところで、ズドーンと眠気が襲ってきた。目をつぶって今日の一日を思い返していたところで、はっ!と眠気が飛んだ。
「あーっ、女子トイレに腰のサポーターを置いてきちゃった!!」


立派な椎間板ヘルニア持ちの私に、腰のサポーターは必須。特に疲れている時や、寒くて体がコチコチの時期にはヘルニーちゃんの目覚め率が高いので、その目覚め予防のためにも腰にサポーターを巻いて仕事をしている。今の体調と環境は正に、ヘルニーちゃん目覚めのチャンスだから。これを巻いていると、お腹周りが温かいのも有難い。
でも今日は210デニールのタイツのおかげで、サポーターの存在も忘れるほど温かく、トイレで外した時に着け忘れてしまったのだ。あー、やってしまった。。。確か、サポーターを外して後ろのタンク上に置いたよねぇ。すぐ身に着けるつもりだったからキレイに畳むこともなく、びろーんっていう状態で置いたよねぇ。あー、あー、あーっ。。。


明日は半日だけ休日出勤の予定になっている。誰よりも早く会社に行って、トイレに駆け込まないとっ!
最大のライバルは、お掃除のおばちゃんだなぁ。おばちゃん、朝早いからなぁ。あー、情けなくて凹むわ。




・・・今日の重量【前回比−0.2kg、基準日比−3.4kg】 ← 増減よりもサポーターが気になるわ。