何て呼ぶ?

「部屋の電気が点かないんです。タマは変えたんですけど・・・」
仕事柄、こんな電話を受けることがある。 「電気」 とは照明、 「タマ」 とは管球(蛍光管)のことを言っている。


ある日の電話でのやりとり。
「グローランプは変えましたか?蛍光管じゃなくて、小さいタマの方なんですけど」
「はぁ・・・。」
「あのー、電源を入れた時、最初にパチパチ言う方、替えましたか」
「うーん・・・。」
「あのー、寝るときに点けておくオレンジ色のタマが切れてるんですか」
「あー、 『豆』 のことですね!まだ変えてないから、やってみます」 ガチャン!
はふーっ、今回も無事に伝わった・・・のか?この人は 「豆」 かぁ。
ちなみにこのお客様はまだ、グローとナツメ(常夜灯)を勘違い中。変えて欲しいのはパチパチ言う方なんだけど、ナツメの方だと思っているっぽい。


インバーターの器具は別として、グローランプを使った照明器具は、これが切れると明かりが点かない。あの短いパチパチ音は、実はとっても大事なのだ。
グローランプの呼び方は、住んでいる地域や家庭によって実に様々。ナツメ球の呼び方も様々。お客様に 「グロー」 や 「ナツメ」 なんて言っても分からない人の方が多いから、分かり易く説明したいのだが、これがなかなか難しい。その人がグローを何て呼んでいるかが分からないからだ。


うちの家ではオレンジ色の球 (ナツメ球・常夜灯) を 「にしょっこ」 と呼んでいた。二燭光から来ているのだろう。家族や近くの親戚の間では普通に 「 『にしょっこ』 にして」 なんて言っていたが、小学校の修学旅行で周りのみんなが違う呼び方をしていて、ものすごく驚いた!先生が見回りに来るまで、この呼び方について激論を交わしたことを覚えている。


私が聞いたことがある呼び方は豆、豆球、豆電球、小球(こだま)、蛍、ちび球(ちびきゅう)、子供、ちっちゃいの等など。まだまだいっぱいあった気がする。面白いなぁ。


残念ながら 「にしょっこ」 と言った人には会ったことがない。
あれ?うちの姪っこたちは何て呼んでたかなぁ。 「にしょっこ」 を衰退させないためにも、次に会ったら確認せねばっ!




・・・今日の重量【前回比−0.2kg、基準日比−3.6kg】 ← へっへっへ。徐々に、ね。